人生に勝ち負けは存在しない【存在させたら負け】

人生

「他人との勝ち負けって意識してしまうんだけど・・・」

結果から言います。

他人との勝ち負けを意識すると、幸せにはなりません。
もはや、常にストレスとセットで生きることになります。

私も他人との勝ち負けに、はまってしまった過去があります。
意味がないどころか、良いことはひとつもありませんでした。

仲間の頑張りに刺激をもらって、パワーにするのは良いことです。
〝他人を基準で勝負する〟という行為がまったくのムダなのです。

今回は、人生において勝ち負けを気にする意味がないことを解説します。
しっかり読んでいただければ、勝ち負けの発想は消えます。
結果として、より前向きな気持ちで行動できるようになります。

この記事でわかること

  • 金銭のラットレースはみじめ
  • 勝負をした時点で人生は負け
  • 自己完結した人だけが勝てる

それでは解説します。

人生に勝ち負けは存在しない【金銭のラットレースはみじめ】


「確かに、現代は特にそんな空気感があるよね」

本来は人生に勝ち負けは存在しませんが、なぜか多くの人の中に存在しています。
しかも、幸せを感じる指数(これも比べようがありませんが)ではなくなぜかお金。

学校では成績で、大人になるとお金。
お金で勝ち負けを決めるという、とても惨めな発想です。

SNSを見ていても勘違いをしてしまうほど〝お金=幸せ〟のようです。

お金の多さで勝ち負けが決まることはありません

私は極貧と言える家庭で育ち、その後に起業しました。
会社は無事に、あるレベルまで伸びていきました。
しかし、勝ち負けを感じたことはありません。

なにを勘違いしているのかわかりませんが、みじめだと思いませんか?
学生時代の〝成績で勝った負けた〟レベルがスライドしただけです。

  • 豪華な家ほど勝ち
  • 高級車に乗れば勝ち
  • 貯金が多いほど勝ち

これでは稼いだ人が勝ちで、稼げない人は負けということです。
しかも〝稼げない〟ではなく〝稼がない〟人も負けのような扱いです。

それでは、お金さえあれば離婚されてしまっても勝ちなのでしょうか。
心が通い合う友だちが、たった一人すらいなくても勝ちなのでしょうか。

もちろん、お金さえあれば他になにもなくて幸せならそれで正解です。
答えは人それぞれですから。

結論としては、すべてにおいて他人との勝ち負けではありません。
他人と比べずに幸せを感じているなら、すべてが正解なのです。

なぜかお金だけが注目を浴びる、勝ち負けの世界。
周りがさわぐので、お金の量と幸せの量が比例すると思いこんでしまうのです。

しかし、実際にはまったく関係ありません。

そもそもお金の量は、人生の勝ち負けには関係ありません。

お金の勝ち負けに入り込むと、永遠にラットレースから降りられません。

いずれ、必ず苦痛が来るのでさっさとやめましょう。

人生に勝ち負けは存在しない【勝負をした時点で人生は負け】


お金に限らず、人生に勝ち負けをつけた時点で負けです。

ビジネスの世界、特に大企業はつねに勝ち負けを争っています。
しかし、個人の人生に置き換えた場合はまったく関係ありません。

家が大きくても小さくても、
車が高級車でも普通車でも、
仕事が充実していたり、
家族と笑いながら暮らしていれば勝ち。

人生は他人と比べるものではありません。

人生で勝ち負けをつけるなら昨日の自分

人生の勝ち負けを他人としているかぎり、常に満足しません。

一方で、常に自分と勝負している人がいます。

挑戦している自分や、頑張っている自分に満足しないのは素晴らしいこと。
しかし他人に勝った負けたを繰り返しても、常に上が現れます。

結果、永遠にストレスとセットで生きていくことになるのです。

人生に勝ち負けはありませんが、あえて勝負するなら昨日の自分。
昨日の自分より今日が成長していれば、あなたの人生において勝ちです。

昨日よりもダメだなと感じたり、変わらなかったなら改善すれば良いのです。
自分との勝負であれば良い結果を生みますし、ストレスは感じません。

実際の例を挙げて解説します。

会社を経営するAさんと別の会社を経営する奥様のRさん。
ふたりとも経営者で金銭的には、かなりのレベルです。
お子さんは二人で、ひとりは傷害容疑で逮捕されました。
もうひとりのお子さんはストーカー容疑で書類送検されました。

これは勝ちですか?
収入はケタ違いに多い夫婦です。

それでも人生が勝ったと思う人はいないはずです。

しかし、他人と比べなければ勝つことができます。
二人の子どもが刑期を終えて、しっかりと社会復帰する。

家族が元どおりの楽しい時間を過ごせたら、昨日の自分を勝っています。

途中の失敗は誰にでもあります。
自分とではなく、他人と比べて勝ち負けをつけるから疲れるのです。

あなたは他人との勝ち負けのために、生まれてきたのではありません。

勝ち負けのために70-80年を過ごすのですか?

そんなことよりも、目の前にある幸せに目を向けましょう。
あなたがなにかに挑戦したいなら、昨日の自分に勝ちましょう。

人生の中で勝ち負けをつける必要はありません。
それでも勝ち負けに挑戦するなら、昨日の自分にすべきです。

人生に勝ち負けは存在しない【自己完結した人だけが勝てる】


「自己完結ってことは他人は関係ないんだ」

その通りです!

人生は他人との勝ち負けではなく、自己完結をすべきです。
しかも、自己完結なら収入で勝負しても良いのです。

10年後までに年収を10倍にする!

他人との勝ち負けではないなら、単なる素晴らしい目標です。
お金持ちを目指すことは悪でもなんでもありません。
こちらで詳しく解説しています。
参考記事:動機は不純なほど長続きする【実体験】

自己完結であれば、達成すれば勝ちです。
しかも達成していなくても負けではなく、改善して達成するだけです。

自分との戦いは、他人との勝ち負けではないのでストレスがありません。

自己完結の勝ち負けは人生を充実させる

あなたは今、なにか挑戦していることはありますか?

挑戦しているなら毎日が忙しく、充実しているはずです。

  • 疲れてもこれだけはやっておこう。
  • 今日はサクサク進んで満足した。
  • いま一歩、今日はうまくいかなかったな。

なにかに挑戦する毎日は、学びや挫折の繰り返しです。
くだらない他人との勝ち負けよりも、はるかにエキサイティングです。

他人との勝ち負けは、勝ったとき一瞬の優越感しか得られません。
少しでも追い越されたら、敗北感で苦痛を感じるのです。
では、自己完結の場合はどうでしょう。

自分との勝負は自分を成長させ、絶対の自信にもつながります。

一方で、毎日なんとなく生きていて気づくと一日が終わっている。
ふと気づいたら、一年があっという間に終わっていることもあります。

なにも挑戦せず、ただ毎日が過ぎていくなかでなにも行動しない。
そんな人生は刺激もなく、幸せを感じることもありません。

他人との勝ち負けも、幸せを感じ続けません。
なにも挑戦しない人生も幸せを感じ続けません。

他人がどうすごくなろうと、ダメであろうと関係ない。

自分だけの挑戦〝自己完結の勝ち負け〟に集中しましょう。
ペースも他人を気にせず、自分のスピードで決めて良いのです。

途中の成功に喜びつつ、失敗は修正すれば良いだけ。
目標に達したとき、他人は関係なく満足できるはずです。

自己完結の勝ち負けで、人生をゲームとして楽しめば良いのです。

人生に勝ち負けは存在しない【まとめ】


いかがでしたか?

いろいろと書きましたが、最後に私の実体験を書きます。

私は極貧家庭で育ったあと、起業しました。
自分としては結果には満足していますし、他人との勝負もしていません。

しかし途中の一時期、他人と比較してムダに疲れたことがあります。
売り上げが良かったときも、悪かったときも関係なくありました。

あるライバルの存在が大きく影響して、勝ち負けをつけてしまったのです。

人生の目的地を見失うと他人との勝ち負けにハマる

人生の目的地を設定しても、途中に見失うことがあります。
神がかったレベルならともかく、凡人であれば当然です。
参考記事:才能がない凡人の生き方【大いなる勘違い】

設定した目的地を見失っているので、売れていても不安になるのです。
しかも頑張っている状態なので、見失った目的地を探そうとします。

結果として〝ライバルの存在〟で確認しようとしてしまったのです。
自分を見失った人がやってしまう、大間違いの判断です。

なぜ、間違った判断に気づいて元に戻せたのか。
それはライバルからのひと言で気づけたのです。

「俺はAkiさんがどうであろうと関係ない」

文字で書くとうまく伝わらないかもしれません。
彼の説明は下記のようなものでした。

Akiさんが売れていようが売れていなくても応援している。
けど、Akiさんと勝ち負けをつける気持ちはない。
自分の決めた課題に挑戦して、毎日を生きるだけ。

そして彼は最後にあるひと言を言ったのです。

〝いま死んだとしても、なんの悔いもないほどやってる〟

まさに衝撃のひと言でした。

他人との勝ち負けやライバルを意識してモヤモヤしていた自分。
一気に我にかえり、自分の目的地と自己完結の挑戦にもどれました。

大切なので最後にもう一度、大切なことを言います。

人生は他人との勝ち負けではありません。
そんなことに時間を使っても、満足な人生は続きません。

勝ち負けに挑戦するなら、昨日の自分だけです。

自分の人生に挑戦して、昨日の自分に勝ち続けましょう。