仕事や人生には根性論も精神論も必要ない【実体験】【だまされてる】
「仕事に根性論て必要なんですか?」
学校でも仕事でもわりと出会う根性論。
果たして根性論は必要なのか。
結論から言うと〝必要なときが確かにある〟ですね。
私は起業し、いくつかの業界に関わってきました。
当然、とんでもないトラブルや苦労に直面することになります。
そんなときに、根性論や精神論は大きく力にもなります。
しかし、根性論は使いかたを間違えると無意味なものになる。
かえって夢や目標のためには邪魔になると、はっきり言えます。
今回は正しい根性論とはなにかを解説しています。
人生において、正しい根性論はとても大切です。
だからこそ間違った認識をしないように、しっかり理解しておきましょう。
この記事でわかる内容
- 目的地のない根性論はいらない
- 押し付けの根性論は単なる害悪
- 根性論、精神論が必要なときは
それではひとつずつ解説します。
仕事や人生には根性論も精神論も必要ない【目的地のない根性論はいらない】
学校でも会社でも、一度は根性論に出会ったのではないでしょうか。
特に学校の部活、運動会などは思い出せるはずです。
ではまず、目的地のない根性論というのはどういう意味でしょうか。
〝あなたにとってのゴールが存在しない〟ということです。
学校も含め、わかりやすく例を挙げて解説します。
- 先生や親の満足度のための根性論
- 良かれという感情論だけの根性論
先生や親の満足度のための根性論
根性論はほとんど自分で生み出してはいません。
わりとそれは、大人や上司が押し付けてくるもの。
そんな彼らは、独自の幸せや成功の基準を持っています。
〝幸せや成功とはこうあるべきだ〟
悪意ではないにせよ、
彼らの成功法則を、子どもや部下に押し付けているのです。
結果が出なくてもえらいと褒めて、
大人たちが思う〝こうあるべきだ〟という形。
根性論を掲げて、彼らの満足度に誘導しているだけです。
良かれという感情論だけの根性論
「こうすれば幸せなんだよ。感動だよ!」
〝泣きながらでも、あきらめなければ良いことがある〟
意味不明のざっくりとした、感情による根性論ですね。
なんの根拠もなく、単なるメルヘンの無意味な根性論。
メルヘンだけでは、仕事も勉強も目標には到達できないのです。
「あきらめたくない」
この先には目的地があるべきです。
しかし目的地がなかったら、どうなるでしょうか。
「いつまでやればいいんだ」
「どこまでいけばたどり着くんだ」
日本人は、目的地がない根性論が大好きです。
ボクサーは日々の地獄のようなトレーニングをしてますね。
試合が決まれば、死ぬ思いで減量とも戦っています。
まさに根性論の代表でもあります。
しかし彼らは、はっきりと断言しています。
「こんな苦しいことは試合のためだからできる」
目的地があるからこそ、根性論が成り立つのです。
大切なのでもういちど言います。
目的地がないなら、根性なんて出さなくていい。
しかも親や先生の満足度のためになら、なおさらです。
あなたの根性はあなたのためだけに出せば良いのです。
参考記事:他人の価値観で生きると幸せになれない【家族も他人】【解決法あり】
自分がどこにもたどり着かない根性論など、まったく必要ありません。
仕事や人生には根性論も精神論も必要ない【押し付けの根性論は単なる害悪】
先ほどの、大人や上司の満足度にしかならない根性論。
それでも心から本人が望めば、役に立つこともあります。
しかし大抵の場合、まったく意味不明な根性論が今でも存在する。
- 全員が終わるまで帰れないから根性を出せ
- 無茶な期間での仕事を根性で要求する上司
- 野球で勝ちたいのなら誰よりも大声を出せ
全員が終わるまで帰れないから根性を出せ
学生時代、特に小中学校では誰もが記憶にありますね。
これは、もはや脅迫です。
・教員という権力を悪用したパワハラ
・指導力のなさを連帯責任でごまかす
見せしめにされたくない恐怖。
同級生から恨まれたくない恐怖。
恐怖の気持ちを利用した根性論です。
無茶な期間での仕事を根性で要求する上司
ブラック企業では当たり前。
しかし、わりとまだ多くの会社で行われているのです。
「なんとかしろ!」
「根性でやりきれよ!」
「こんなこともできないのかよ!」
物理的な期間や、仕組みも存在しないままの根性論。
さっさとやめないと、精神が詰んでしまいます。
参考記事:成功したいなら関わるべき人3選【上司編】
野球で勝ちたいのなら誰よりも大声を出せ
もう害悪以外のなにものでもありません。
なんで大声を出すと野球で勝てるのでしょうか。
「そのくらいの気合いがないと勝てないんだ!」
聞いたことありますよね。
知能が低い大人が指導すると、こうなります。
「大声を出すほどの気合いがあるとなんで勝てるんですか?」
私が実際に尋ねたら、いやな顔をされてしまいました笑。
知能の低い指導者には関わるべきではありません。
根拠のない根性論は、あなたの人生を破壊してしまいます。
間違った指導者に押し付けられた根性論。
実際に、私は多くの人を見てきました。
子供たちのその後も含め、うちの会社に面接に来た人もです。
彼らは根性論を押し付けられた後、どうなったのでしょうか。
①精神を病んでしまった
②失敗を恐れるようになった
③指示がないと動かなくなった
④正解を他人にゆだねるようになった
⑤意味がなくてもやり続けるようになった
非常に怖いことです。
根拠があって、目的地も明確に提示してくれる。
基本的には根性などは必要ではなく、ケアだけで良いはず。
多くの上司や親は、実は指導者としては素人です。
教員免許を持っていても、子供を産んだとしてもプロではありません。
日々、学び指導者としてなにをすべきか高めていく必要があります。
あなたは勘違いをしている指導者と関わってはいけないのです。
根拠もなく他人に押し付けられる根性論は必要ありません。
もし、そんな人や会社に遭遇したらすぐに逃げてください。
あなたが親であるなら、子どもを守ってあげてください。
仕事や人生には根性論も精神論も必要ない【根性論、精神論が必要なときは】
ここまでは、根性論は不要だという解説をしてきました。
しかし、根性論が必要なときは実際にあります。
ではどんなときに根性論は必要なのでしょうか。
・自分の意思で自分を変えたいと思っている
・目標に向かい、自分の意思で行動している
押し付けられた根性論でないなら、人生に活かせます。
自分の意思で根性論を利用するのはあり
または自分を変えたいと思っている。
夢に向かって行動している毎日を生きている。
誰に押し付けられた行動ではなく、自分の意思。
なかなか思うように、行動できない日もあるはずです。
苦手なことから逃げてしまったり、後回しにしてしまう。
弱い自分を変えたいなら、根性論で乗り切ることは大切。
私は特に弱かったので、何度も根性論でやりきってきました。
自分の意思で変えたいときは、とても重要な思考になります。
一方で、自分の意思でも根性論が意味を持たないこともあります。
・根性で続けても努力の方向が間違っている
・食事や睡眠などを我慢して乗り切ろうとする
・分析も改善もせず、根性だけで続けている
継続する根性も、ときには大切です。
しかし思考を停止した状態では危険でもあります。
いつでも冷静に分析と改善をしてください。
〝根性の向かう方向が正しいのか〟
押し付けられたものではなく、
自分に必要な根性論をうまく利用してください。
参考記事:挑戦に失敗する人がやっている共通点【改善で成功する】
根性論と日々を積み上げる思考は大切であり、セットにすべき。
仕事や人生には根性論も精神論も必要ない【まとめ】
根性論や精神論は、とても抽象的です。
具体的な概念がないので、とにかく乱用されます。
上司や先生に言われると、正論のように聞こえますよね。
理想論も同じように、正論に聞こえます。
しかし、誰にでも同じ根性論が当てはまるか。
そんなことはありません。
あの人に当てはまったから自分にも当てはまる。
そんなことはないので、充分に気をつけてください。
今回の記事をまとめます。
①目的地のない根性論はいらない
目的地のない感情論は不要です。ポイ捨てです。
根性論に出会ったときは必ず、目的地を確認してください。
目的地のない感情論は受け入れるべきではありません。
②押し付けの根性論は単なる害悪
他人があなたに根性論を押し付けることがあります。
いかにも正論のように伝えたとしても、聞くべきではない。
③根性論、精神論が必要なときは
自分の意思で根性論を意識しておくのは有効な思考です。
しかし一方で、分析と改善なしの根性論は意味がありません。
常に自分で自分を管理してください。
人生を変えるために、根性論は必要ではない。
しかしときには必要である。
テクニックだけでは、人生は成功に向かいません。
もちろん、仕事でも勉強でも同じです。
あなた自身の根性論を持って、人生に役立てて生きましょう。
参考記事①:精神的に辛すぎるときの解決法3選【初心者向け】【わりと簡単です】
参考記事②:挑戦するのが怖いのは正常です【実体験】