妥協しすぎると仕事も人生も疲れてしまう【気づいたら手遅れ】

人生

「できることなら、妥協しないで生きていきたいですね」

人生には妥協がつきものと言われています。
しかし〝どこまでが妥協でどこからがあきらめ〟なのか。

私は高卒から起業し、いろいろな妥協とも向き合ってきました。
あらゆる妥協に直面したことで、正しくお伝えできることがあります。

正しい妥協は、ムダな労力が消えて気持ちを楽にします。
しかし間違った妥協は、さらに疲れてしまうことになります。

重要なことはあなたの心の安定です。
今回は妥協点の見つけ方について解説します。

この記事でわかること

  • 仕事についての妥協点
  • 他人についての妥協点
  • 人生についての妥協点

この記事のオススメ読者

  • 妥協だらけで疲れている方
  • 人生を真剣に考えている方
  • なにが正解かわからない方

それでは解説します。

妥協しすぎると仕事も人生も疲れてしまう【仕事についての妥協点】


「仕事は妥協しないと働けないし、ムリでしょ」

仕事において重要だと思う点はどんなところでしょうか。
どんな基準で職場を選ぶのか、考えてみましょう。

  • 職種
  • 収入
  • 企業

一般的にはこの3つをもとに選んでいるはずです。
仕事の妥協点は、ポイントを押さえて考えて決めると心が安定します。

〝長期的に見て譲れないことは妥協しない〟

逆に言えば、短期的なところは妥協しても大して問題ありません。

仕事は長期的な点で妥協すると疲れます

仕事は数十年にわたって行うものです。
人生の3分の1は仕事をしている人が多いです。
起きている時間の約半分は働いているということですよね。

先ほどの表をもう一度、確認します。

  • 職種
  • 収入
  • 企業

職種と収入にこだわる人は、企業はとくにこだわらない。
中には「ひとつも妥協しない」という人もいるでしょう。
やはり数十年なので、とても大切なことです。

一方で、譲れない点と妥協点さえあれば割とスムーズに行動できます。
〝譲れない点と妥協点を明確にして転職する〟

ここは大切なところなので解説します。

問題として解説しますが、職種を妥協してしまう人がいます。

「好きじゃない仕事でも、高収入で大企業だからオッケーだろう」

まるで受験の学校選びのように、勤務先を決めてしまう人が多い。
しかしこれは長期的にはストレスになり、転職を考える人が多いです。

〝やりたくない職種を続けるのは大変〟ということです。

やはり妥協点は非常に重要で、しっかりと考える必要があります。

収入は上がっても、好きな職種でないとストレスになります。
さらに言えば、好きではない仕事で成果を上げるのも大変です。

特に好きな仕事がある方は、職種だけは妥協すべきではありません。

仕事において職種を妥協すると、人生の半分が疲れてしまいます。

妥協しすぎると仕事も人生も疲れてしまう【他人についての妥協点】


「他人の妥協点て対人関係でしょ?悩むところですね」

相手があることなので、確かに難しいですね。
嫌われる勇気で有名な哲学者、アドラーも著書の中で断言しています。

「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」。これはアドラー心理学の根底に流れる概念です。もし、この世界から対人関係がなくなってしまえば、それこそ宇宙のなかにただひとりで、他者がいなくなってしまえば、あらゆる悩みも消え去ってしまうでしょう。

引用:嫌われる勇気 著:岸見一郎

まさにその通りですね。

今回は、他人と関わるときの妥協点について解説します。

まず他人との妥協点については、ひと言では決め切れません。
それはあなたも私も価値観や性格がちがうからです。

あえてひと言で言うと、このような人がいませんか。

〝関わってストレスになるような人〟

あなたがストレスになる場合、妥協して付き合うべきではありません。

関わる人を妥協すると、ストレスで人生が疲れます

人生の中で、どんな人と関わると疲れますか?

  • すぐに切れる人
  • 傷つくことを言う人
  • 陰口、悪口を言う人
  • ネガティブ思考の人
  • 一方的なテイカー

人によって、ストレスに感じる点が違います。
しかし上記のような人は誰でもイヤですし、ストレスになります。

テイカーについては少しわかりにくいかもしれません。
別記事で詳しく解説していますので合わせてお読みください。
参考記事:テイカーの特徴と見分け方【付き合ってはいけない】

いずれにしても、関わっていてストレスを感じる人とは関わるべきではない。
人生を困難にしたくないのであれば、妥協せずに切ってしまうべきです。

一方で、ストレスになるのに妥協して関わっている人もいます。

①仕事を紹介してくれる
②自分に仕事を依頼してくれる
③嫌われると生活しにくい

とても難しい問題ですね。
①②は収入に影響しますし、③は近隣などで避けれなかったりします。

このようなケースは、完全に切ってしまうことが難しいです。
最終的には距離をとって〝関わり方〟で妥協するしかありません。

他人とまったく関わらずに、生きていくことはできません。

しかし、仕事であってもストレスになるような関わりはやめましょう。
その選択で逆に困難にしてしまうのであれば、関わる範囲を妥協しましょう。

対人関係の妥協は、疲れない方法をしっかり考えましょう。

妥協しすぎると仕事も人生も疲れてしまう【人生についての妥協点】


「人生の妥協って、テーマが大きくてよくわからないんだけど」

あなたはいままで、どんなことに妥協してきたでしょうか。

①妥協して志望校ではない学校に入った
②希望してない会社に妥協して就職した
③理想ではない相手と妥協して結婚した

※日々の小さな妥協は無視しています。

人生においては、こんな感じ。
①はそれほど重要ではありません。
②は転職や起業すれば良いだけです。
③は離婚すれば良いのですが、割と面倒です。

スムーズに、妥協もなく進めばそれが理想です。
しかし誰もが妥協を考えなくてはいけないタイミングが来ます。

大切なことは〝早めに決断すること〟です。

妥協し続けて疲れてからでは仕事も人生も手遅れ

学校は数年で終わってしまいますが、仕事は数十年です。
結婚はもっと、さらに長い可能性があります。

「あれ?この会社、ちょっと違うな」

すぐに決断せず妥協して、転職が難しい年になってしまう。
起業するバワーも勇気もない年齢になってしまった。

よくある話です。

結婚もよくある話です。
「しまった!失敗だ」と思っても、妥協してしまう人が多い。
「失敗だ」と感じる相手と一生を共にするなんて怖くないですか?

年を重ね、子どもが産まれたらもう妥協するしかないとあきらめる。
まず、結婚相手は妥協すべきではないです。
大切なことは、気づいたら妥協せずに離婚すべきです。

「結婚は本人同士のものじゃない。お互いの家族もあるんだ」

こんなことを言う人がいますが、意味不明です。
人生は家族なんて関係ありません。

人生は本人だけの幸せのためにあるのです。

「せっかくいい会社に入ったのに」
「あんないい人いないのに」

周りは勝手にいろいろなことを言います。
しかしあなたが妥協すべきでない、妥協したくないと思うなら行動すべきです。

良かれと思って妥協して、人生に疲れてしまったら意味がありません。

人生は過ぎればあっという間でも、妥協するには長いです。

妥協しすぎると仕事も人生も疲れてしまう【まとめ】


最後に、別の目線で補足します。

今回は〝妥協し続けると疲れてしまう〟という考えで解説しました。
しかし、妥協しないせいで苦しむこともあるのです。

例えばですが、私はこのブログを完璧にしてから公開するつもりでした。
妥協せずに記事を見直し、デザインも妥協したくありませんでした。

その結果、誰にも読まれないブログを書いていたわけです。

では公開に踏み切った理由はなんでしょうか。
それはある方からのひと言でした。

「誰かの役に立つのはデザインや文章の完璧さではないよ」

妥協しなかったことで疲れてしまった

完璧になにかをしたいという気持ちはとても大切です。

妥協せず本気で取り組んでいると、ある間違いをすることがあります。

〝妥協しない自分を正しいと思い込んでしまう〟

もちろん正しいですし、間違いではありません。
しかし、妥協しないせいで疲れているのです。

妥協しても自分にも周りにも悪影響がない。
妥協したほうが、スムーズになることもある。

とても難しい判断ですが、苦しくなったら考えるべきことです。

妥協のポイントはいくつかあります。

  • 妥協した場合の未来
  • 妥協しなかった場合の未来

この2点を比べてイメージすることです。
1年後にどうなるか、3年後は?というイメージです。

その場の感情で妥協を決めないことが重要です。

人生の中で、これは妥協すべきなのか?という場面がきます。
小さなことは数え切れないほどですが、それほど影響しません。

何度か、大きな判断や妥協をするような場面が来ます。
そのときに大切なことは、未来をイメージしてください。

未来の自分が〝どうなるか〟を考えて妥協すべきか決めるのです。

訪れる妥協の場面。

未来の自分が疲れないほうを選ぶべきです。

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