離婚の手続きで失敗しない順番を理解する【実体験】【失敗談あり】

人間関係 夫婦関係

離婚に踏み切り、いよいよ行動に移す際に必要な手続きは?進める順番は?初めてだとさっぱりですね。
浮かぶことといえば離婚届を出して、どちらかが引っ越して、、あとなんだろう?
離婚なんて普通に生きている中で何度も経験することではないので、当然ですね。

とりあえず適当に浮かんだ順番で離婚の手続きを進めていくと、思わぬところで「順番を間違えた!」ということが起こります。
今回は離婚に踏み切った皆さんが進める上で、失敗しない手続きの順番をお知らせします。

離婚の際に必要な手続きと、失敗しない順番は以下のような感じです。

  1. 離婚届(保証人2名←超重要!失敗談あり)
  2. 保険証の返納、転出届(引っ越す場合)
  3. 生命保険などの受取人の変更届(夫婦間の場合)
  4. 夫婦で合算支払いの整理(携帯電話など)
  5. 片親支援、就学援助などの手続き(親権を持つ方)
  6. 番外編:本籍地の移転(必要な方のみ)


スムーズに離婚を行うことが目的なので、離婚自体を達成するという点で言えば、手続きの順番が入れ替わっても行うことはできます。

ひとつずつ、説明していきます。

離婚届(保険証の返納、転出届)
失敗しない離婚の手続き①


ドラマや映画でおなじみの一番インパクトのある、あの緑色の離婚届ですね。日本中どこの役所、役場でも受け取れます。
まずは離婚の手続きの順番で、とにかく最初に行う作業ですのでスムーズに終えたいところです。

作業自体は役所でもらって、必要箇所を記入して提出するだけなので非常に簡単です。

ところが、実はここでつまずく人がかなり多く、失敗すると何度も離婚届を書き直すことになります。

そもそも離婚は、この離婚届の手続きが終わらないと次の順番に進めませんので、提出→受理が終わらないとモヤモヤした日が続きます。
この離婚届の記入で失敗する点については、こちらで詳しく解説していますので、下記リンクの一読をお勧めします。

参考:失敗しない離婚届の書き方を理解する

保険証の返納、転出届(引っ越す場合は早めに)
失敗しない離婚の手続き②


この辺は離婚届を問題なく提出→受理を終えた際は、そのまま役所の人の言いなりで進んでいきますので心配は不要です。

離婚の手続きで何度も往復するのは面倒なので順番通りに進めるには印鑑と身分証(免許証など)は持ち歩きましょう。

生命保険などの受取人の変更届(夫婦間の場合)
失敗しない離婚の手続き③

こちらはネット上で行うよりも、ミスをしてしまうと後々の訂正が面倒です。直接、フリーダイヤルに掛けて行うことをおすすめします。
意外と知られていないのですが、親の他界で困っている方は受取人をお子様にすることも可能です。
この辺も担当者に聞いていただければ教えてくれますのでスムーズに済ませましょう。

事前に保険証券などの必要書類を用意してから行うと、手続きがスムーズに変更できます。

合算支払いの整理(携帯電話など)
失敗しない離婚の手続き④


こちらはネット上で行うこともできますし、③と同様フリーダイヤルに掛けて済ませましょう。

事前に契約書などの必要書類を用意してから行うととてもスムーズに変更できます。

片親支援、就学援助などの手続き(親権を持つ方)
失敗しない離婚の手続き⑤


ここは親権を持つ方のみですがとても重要です。
離婚の手続きを終えてからでも良いので順番はいつでも大丈夫ですが、しっかり確認しましょう。
種類によっては申請から数ヶ月後に開始となる支援もありますので、申請が遅れると開始も当然ですが遅れることになります。

参考:片親に対する支援制度(全国版)

都道府県(市区町村)、独自の支援もありますので、住民登録地の役所(役場)にも併せてお問い合わせください。

失敗しない離婚の手続き:番外編
本籍地の移転(必要な方のみ)

必要な方だけ読んでいただければ良い項目ですが、かなり重要で我が家はここでつまずきました。

離婚によって、戸籍を外れた側が本籍地を独身時代に戻したり、新たな転居先へ移したりなど色々なケースがあると思います。
元妻が私の戸籍から外れた際に、諸事情で元の本籍に戻せない事態になり、新たな本籍地を登録しなければならない経緯がありました。
この時点ですでに元妻は転居を済ませていたのですが、様々な手続きで戸籍抄本(戸籍個人事項証明書)が必要な場合があります。
知らない方もいるかもしれませんが、これは本籍地でしか取ることができません。すでに妻は転居済みでしたので私が代理人申請をして郵送などをやらなければならなくなりました。
ここでつまずかないためには離婚届よりも先に、念のため戸籍抄本を取っておく方が良い人もいます。

本籍地に行くことが難しい場合は郵送申請か、家族や友人等どなたかに依頼して行う代理人申請も可能です。
郵送で取り寄せる場合
代理人が請求する場合

離婚後の手続で人によっては急ぐ必要があったりしますので、なるべく転居前に取得しておきましょう。

まとめ

離婚の手続きは順番をきちんと進めることで、スムーズに次の人生をスタートできます。
もちろん多くの人が離婚は楽しいことではないと思いますし、面倒でもありますので速やかに終わらせて、順調に離婚を進めていきましょう!