どん底から這い上がる思考と方法3選【初心者向け】【実体験あり】
「このどん底からはもう、這い上がれない・・・」
人生の中で何度か経験する〝どん底〟の状況。
もちろん私もありましたし、誰にでも起こりうることです。
この記事にたどり着いた人は、今まさにその最中かもしれません。
どん底の状況は非常に辛く、しんどいものですが這い上がることは可能です。
今回の記事では、
どん底から這い上がるための方法を具体的な例と合わせて解説しています。
この記事でわかる内容
- どん底の内容を思考で分ける
- 場合によって焦らず静観する
- 解決できないどん底は逃げる
それではひとつずつ解説します。
どん底から這い上がる思考と方法3選【どん底の内容を思考で分ける】
どん底といっても、人によってレベルは色々です。
自分は耐えられないけど、あの人は耐えれたりってありますよね。
しかし、どん底の属性(種類)はわりと限られています。
①事業の拡大に失敗してしまった・・
②仕事でどでかいミスをしてしまった・・
③信じていた相手に裏切られてしまった・・
④回復の見込みがない病気になってしまった・・
⑤ギャンブルで莫大な借金を背負ってしまった・・
⑤は「なめてんのか!」ですね。
とはいえ、本人にはどん底には違わないので笑。
では、どん底を思考で分けるとはなんでしょうか。
- 解決策があるどん底
- 解決策がないどん底
どん底を2つの思考に分けていきます。
どん底から這い上がるために思考を分けてみる
生きていて経験するどん底は、ほとんど解決できます。
ただ、どん底の真っ最中にいる本人はそんな風に思えないはず。
〝解決策があっても浮かんでこない〟という状態です。
どん底の種類を分けるというのは〝思考を分ける〟という意味です。
例として、失業してしまってどん底を感じているとします。
2つの思考に分けるとこんな感じですね。
①この歳では仕事に就けず、もう生きていけない
②日雇いでつないで、ダメなら生活保護もらおう
同じどん底に対して、思考を2つ書き出します。
- 這い上がれる思考
- 這い上がれない思考
しんどい最中なので大変ですが。
もちろん、這い上がれるほうの思考を採用してください。
少し余談をします。
美輪明宏さんの言葉に、わかりやすい表現があります。
あなたが幸せだと感じているだけ。
不幸という状況などない。
あなたが不幸だと感じているだけ。
これはとてもわかりやすく表現されています。
人によって、同じ状況でも幸せにもどん底にもなりうるのです。
これを踏まえて例を挙げます。
〝たったひとりで生きている人〟
①「強くたくましいんだな、すごいな」
②「ひとりなんてかわいそう・・」
同じ状況でも、人によって思考がここまで変わるわけです。
どん底から這い上がる場合、まずは思考を意識してください。
思考がよりネガティブな状態では、解決策も見えてきません。
逆に言えば、思考が変われば解決策が見えてきます。
具体策がわかれば、どん底から這い上がるのは難しくないのです。
どん底から這い上がるために、まず行うことは2つの思考に分ける。
どん底から這い上がる思考と方法3選【場合によって焦らず静観する】
どん底の状態は誰もが、少しでも早く脱出したいはずです。
しかし、場合によっては静観するべきときがあります。
どん底という嵐の中で動くと、より精神が追い込まれるからです。
登山家たちも雪山では、この判断を重要視します。
もう少しで頂上だとしても、下山すら決めることもありますよね。
どん底から早く這い上がるために、急ぐべきではない場合がある。
とても重要な思考になります。
どん底から這い上がるために、あえて急がないこともある
例えばですが、
私は結婚19年で離婚しました。
内容はともかく、離婚の直後は非常にしんどかったです。
・収入を得なくてはいけない
・家事をしなくてはいけない
・ふたりの子どもの世話もある
数日で5kg痩せました笑。
このときに学んだことは、焦らないこと。
19年もいれば、望んだ離婚とはいえ情はありました。
子どもは重要な時期でもあるティーンエイジャーです。
仕事や家事に追われつつ、
学校の送迎や今後の展望も考える日々。
早く這い上がろうとするほど、這い上がれないのです。
そこで、やめました。
もう這い上がらない笑。
あがくのをやめ、日にちが過ぎるのを待ちました。
完璧にやろうとしたすべてを「まあ、いいや」に割り切った。
結果一ヶ月後には、完全に近いレベルで復活しました。
どん底というのは、その瞬間の心のダメージの状態。
しかも、過ぎてしまえばケロッとしています。
だからこそ、最高にダメージを受けている精神状態は無力でもあります。
無力なときにいくら考えても、いくら這い上がろうとしても無理です。
どん底の嵐が過ぎるのを待てというのは、そういう意味です。
どん底に追い込まれたら、まず思考を2つに分けます。
それでもどん底の嵐が強すぎるときは、静かに待ちましょう。
嵐は必ず過ぎ去ります。
それまでは趣味でも外食でも、またはボーッとしてもいいんです。
どん底の嵐が強過ぎる。
もがくほどさらに悪くなるのだけは避けましょう。
どん底から這い上がるために、ときには慌てずしばらく待ってみる。
どん底から這い上がる思考と方法3選【解決できないどん底は逃げる】
逃げる=這い上がらないという意味ではありません。
その場にいないこと=這い上がることになるという意味です。
具体的にいくつか例を挙げます。
・どうにも対処できない上司がいる
・永遠に分かり合えない家族がいる
・パワハラをしてくる取引先がある
どん底状態をそのままで解決できるなら問題ありません。
しかし、解決できないのに存在の距離が近過ぎる。
どう考えても、精神的にどん底の原因だと確信がある。
原因になっている現場から離れる=逃げるという解決手段です。
会社なら転属か、転職です。
家族ならひとり暮らしで解決です。
私の離婚も同じですね。
その状況にいる限り、這い上がれないなら逃げるべきです。
「簡単に転職なんてできない!」
「そんな!離婚なんて子供がかわいそう・・」
当然の意見です。
実際の相談でも、何名かいました。
仕事についても結局は転職しています。
解決できない場所にとどまって、どん底を生き続ける。
そんな地獄のようなことは、長くは耐えられません。
大丈夫です。
逃げましょう。
逃げると決めてしまえば、実はどん底から少し抜け出してます。
なぜなら、どん底の会社から逃げると決めた時点で楽ですよね。
離婚を決めてしまえば、不安はあっても意識がどん底ではなくなります。
逃げるという決断で、気持ちが前に向くということです。
どん底から這い上がれない環境だと判断したら逃げましょう。
どん底から這い上がる思考と方法3選【まとめ】
大切なのでもう一度、言います。
どん底という感情は人それぞれです。
一方で、ほんのちょっとしたことでも打ちのめされる人もいます。
ここでわかること。
どん底とは〝状況ではなく、本人の精神的な感情〟です。
感情だからこそ、解決方法は必ずあるのです。
「もう無理だ・・」ではありません。
解決してしまった人に
相談してみるのも選択肢ということになります。
参考記事:相談する相手がいないのは問題なし【孤独ではない】【自分で解決】
今回の記事をまとめます。
①どん底の内容を思考で分ける
基本的に、這い上がれないどん底はありません。
まずは2つの思考を書き出してください。
そして這い上がれるほうの思考だけを残します。
②場合によって焦らず静観する
どん底を感じる強さに押しつぶされそうな場合。
無理に這い上がろうとしないこと。
なにもせずに、嵐が過ぎるのを待ってください。
③解決できないどん底は逃げる
思考しても這い上がれるシナリオがない。
この環境にいる限り、解決策がないことがあります。
その場合は〝その環境から逃げる〟が最適解です。
どん底から這い上がろうとしているとき。
まさに本人にしかわからない辛いときですよね。
しかし、過ぎてしまえば単なる過去です。
「あんなこともあったな」となります。
まれに、いつまでも過去を引きずる人がいますが・・
参考記事:過去ばかり見てしまう心理からの脱出【ポジティブへ転身する】
慌てずに落ち着いて、どん底から這い上がりましょう。