短所をそのままで長所に変える方法【実績あり】【例外あり】

人生

「昔から飽きっぽいんだけど」
「せっかちは、直さなくてもいいとか言うよね」

誰にでも短所はあります。
しかし自分で知ったと言うよりも、他人からの指摘が多い。
結論から言ってしまうと、他人が言わなければ気づかないこともあります。

短所は例外をのぞいて、そのまま活かすことが可能です。
無理にどころか、まったく直す必要もありません。

今回は、短所について詳しく解説します。
短所というものが、直す必要もなく長所であることが理解できます。

この記事でわかること

  • 短所は他人が勝手に指摘したもの
  • 見方が変わると仕事の幅も広がる
  • 直すべき短所は短気で怒りっぽい

この記事のオススメ読者

  • 短所を直したいと思っている方

それではひとつずつ解説します。

短所をそのままで長所に変える方法【短所は他人が勝手に指摘したもの】


あなたの短所はなんでしょうか。
そして、その短所はいつから始まったでしょうか。

短所と言われていることの多くは、他人からの指摘です。

  • あきっぽい
  • 神経質
  • 計画性がない
  • わがまま
  • でしゃばり

挙げるとキリがありませんが、これらは短所でしょうか。
そして自分で、はじめから短所だと思っていたでしょうか。

これらほぼすべては、他人が言ったことに過ぎないはずです。

すべて見る角度によって短所ではない

短所と言われていることは、あなた自身で思うようになりましたか?
それはないはずです。
すべての人は、他人からの指摘で思い込むものです。

「あなたは飽きっぽい」
「すごく神経質だね」
「でしゃばったらダメ」

普通は親などの身内から指摘されます。
そのうち学校へ行くようになり、先生からも指摘されます。
さらに友達からも指摘されるようになるのです。

これだけ他人から指摘されると、子どもはどうなるでしょう。
「ああ、これが自分の短所なんだ」となるのです。

ひとつ別のケースを解説します。

例えばあなたが神経質だとします。
そして親も神経質な場合、短所の指摘は受けません。

「神経質なところが似ている」とは言われても、
それが短所だとは言われません。
親も神経質だからですね。

他人は人に短所を指摘する場合、2通りのパターンがあります。

  1. あなたの資質による言動を、迷惑に感じている
  2. あなたの資質に憧れている場合、わざと悪く言う

いずれにしても、他人からの指摘がなければ知らないのが短所です。

もういちど言いますが、短所など例外を除けば存在しません。
あなたの資質をある角度から見たものを、他人が指摘しただけです。

他人がなにも言わなければ、短所を長所として認識していたかもしれません。

短所をそのままで長所に変える方法【見方が変わると仕事の幅も広がる】


短所は他人の都合で指摘されただけ、という解説をしました。
では世間で言われている〝長所は短所〟についてはどうでしょうか。

実際に短所は長所になりうるのでしょうか。

結論から言うと、すべての短所が長所になります。
そもそも見る角度が変わるだけで、同じ状態です。

いちばんの方法は、あなたの意識を変えるだけです。
他人から言われ、短所だと思い込むのをやめるだけです。

短所の見方を変えると、気づいていなかった世界が見える

短所として、よく挙げられる〝飽きっぽい〟があります。

飽きっぽい人というのは、仕事が続かない人ではありません。
それは〝単なるだらしない人〟です。

飽きっぽい人とは〝興味が次から次へと移っていく人〟です。
ここで大切なことは〝一度は必ず手を出している〟ということです。

行動力に関しては、他人ではマネできないほどです。

興味を持つ

すぐに手を出す

どっぷりハマる

飽きて次の興味へ

行動までのスピードは早く、考える時間もほとんどありません。
そのためか、別の部分まで短所のように指摘されてりします。

〝考えずに行動するのはやめなさい〟
〝よく考えてから行動しなさい〟
〝途中でやめるなんて根気がない〟

考えるより、行動したほうが早いのはビジネスには重要。
意味のないものを最後までやる必要なんて、ムダでしかありません。

一般的に〝飽きっぽい〟という言葉は、短所のように使われています。

しかし、意味のないものをやり続ける意味はなんでしょうか。
さらに良いと思うものがあるのに、我慢してやるべきなのでしょうか。

現代は、ものすごいスピードで世界が動いています。
経済もまったく同じで、昨日までの正解が今日は間違いにもなるのです。

そんなスピードに対応している人がいます。
「飽きっぽい」と他人から短所として言われてきた人なのです。

ひとつの角度から見て、短所だと思い込むのはやめましょう。
必ずもうひとつの角度からも見るべきです。

他人から指摘されただけの〝短所だと思い込んでる部分〟を見直すのです。

短所は長所を反対側から見ただけのものに過ぎないのです。

短所をそのままで長所に変える方法【直すべき短所は短気で怒りっぽい】


「確かに短気の人って怒りっぽいよね・・・」

その通りです。
短気そのものは、それほど短所ではありません。
完璧主義でこだわりが強く、思い通りに進むことを理想としています。

しかし、それが他人にも向けられてしまう点においては短所です。
自分だけの中で完璧にならないと、気に入らないのなら良いのです。

他人に怒り出すというのは、誰も得をしないどころか短所でしかない。

他人も迷惑で自分も得がない短所は長所になりません

短気の人は完璧主義が多く、わりと自分にも他人にも厳しい人です。
ここで下のリストを見てみましょう。

  • 完璧主義で命令したり、怒る
  • こだわりが強く、他人にも当たる
  • 外面だけはコントロールできる

物事が思うようにいかず、自分だけに厳しいなら短所ではありません。
しかし上記のように、他人を巻き込んでしまったら完全に短所です。

短所どころか、もはや害でしかないです。

ほとんどの短所は長所を反対側から見ただけです。
しかし、短気に限っては判断がとても難しいのです。

大切な点は〝短気=怒りっぽい〟ではありません。
自分が短気だと自覚している人は気をつけるべきです。

「他人に対して怒りっぽくないだろうか」

怒りっぽい人は他人だけでなく、自分もなにもメリットがありません。

怒りっぽい点だけは完全に直しましょう。
短気はもともと、こだわりの強い人が多く良い面も多いのです。

本来の良さを活かして、短所から長所に変えてしまいましょう。

他人に迷惑をかけてしまうと、長所すら短所になってしまいます。

短所をそのままで長所に変える方法【まとめ】


いかがでしたでしょうか。

世間では以前から〝長所は短所〟と言われてきました。
しかしこれは、半分正解で半分は不正解です。

言葉で簡単にいうと〝長所も短所も存在しない〟です。

長所、短所という区分けが勘違いを生んでしまう

「あなたの長所は人の話をきちんと聞けるところだね」

しかし、長所は短所に当てはめるとどうなるでしょうか。
「一方では自己主張が苦手な人」となります。
これが、長所は短所と言われている理由ですね。

そうでしょうか。
〝人の話をしっかり聞けて、自己主張もできる人〟は普通にいます。

では、どう認識したら良いのでしょうか。

これは簡単です。

①人の話をしっかり聞けて、自己主張ができない人
→自己主張できないから、聞く側に回ってごまかしている

②人の話をしっかり聞けて、自己主張もできる人
→聞き上手であり、話し上手な人

いかがでしょうか。
2種類を、長所や短所に分けるからおかしくなるのです。
正解の資質は②の人だという事実だけです。

大切なので最後にもう一度。

長所とか短所なんてどうでも良いのです。
面接などで聞かれるための〝社交辞令として使う〟程度にしましょう。

あなたは、そんな区分けをする必要などありません。
素晴らしい部分を伸ばすだけで良いのです。

短所という言葉に注目すると、せっかくの長所を見失ってしまいます。

見る角度次第で、どうにでも見えてしまうのですから。