マルチタスクよりシングルタスク【圧倒的な効率】

仕事

「マルチタスクのほうが、効率いい気もするんだけど・・」
「シングルタスクで、地道に進めるほうが好きかも」

タスクというのは〝作業や課題、仕事など〟の呼び名です。

・いくつかの作業を同時進行のマルチタスク
・ひとつの作業に打ち込むシングルタスク

人によって、取り組み方は好みが分かれるところです。
しかし、圧倒的にオススメはシングルタスクです。

今回は、マルチタスクとシングルタスクの比較をもとに解説します。
読んでいただければ、シングルタスクの良さを理解いただけます。

この記事でわかること

  • マルチタスクの人材はあふれている
  • マルチタスクは中途半端になりがち
  • 焦っている人はマルチタスクになる

それではひとつずつ解説します。

マルチタスクよりシングルタスク【マルチタスクの人材はあふれている】


「人材があふれてるっていう意味がわからないんだけど・・・」

〝マルチタスクの人材があふれている〟とはどういう意味でしょうか。
まず、マルチタスクの人はいくつかの作業を同時進行しています。

結果として、浅く広い知識を持つことになります。
すると同じようなレベルの人材が増えて、競争が生まれます。

仕事を依頼する側の人数に対し、受ける側のマルチタスク派が多いのです。
マルチタスクの人材があふれているというのは、このような流れです。

シングルタスクはスペシャリストへの近道

一方で、シングルタスクはどうなるのでしょう。
ひとつのことを徹底的に深掘りするシングルタスク派。

効率よく深掘りし、能力も向上しやすいという特徴があります。
いわゆるスペシャリストに多いのも、シングルタスク派です。

ここで考えてみましょう。

あなたが家を建てるとします。
仕事を依頼する場合、どちらに仕事を頼むでしょうか。

  1. そこそこのデザインと、そこそこの設計もできる1人。
  2. デザインレベルの高い人+設計の技術が高い人の2人。

求めるレベルにもよりますが、圧倒的に⒉のほうが理想ですね。

マルチタスクは例外を除いて、広く浅いレベルになりがちです。
そして、かなりの人がマルチタスクを行うので人材的にはあふれています。

学んでいることを仕事に活かすならマルチタスクより、シングルタスクです。

マルチタスクで浅くあふれるよりも、
シングルタスクで深いスペシャリストがおすすめ。

マルチタスクよりシングルタスク【マルチタスクは中途半端になりがち】


マルチタスクとシングルタスクは、作業の進み具合も明らかに違います。
3つの作業をしなければいけない場合、下記のようになります。

  • マルチタスク→3つの作業を同時に進める
  • シングルタスク→ひとつずつ作業を進める

よほど関連した3つでない限り、マルチタスクは中途半端になりがちです。
簡単に言うと、あえて3つを同時に進めるべきとき以外は効率が落ちます。

シングルタスクの良いところは極めやすさ

シングルタスクは非常に効率も良く、作業が進みやすい。
マルチタスクと比べても、加速してひとつのタスクを深掘りできます。

マルチタスクはそれぞれのタスクに対し、深く入り込みにくいのです。

もうひとつの特徴として、マルチタスクは挫折しやすい面があります。
当然ですが、ひとつひとつの進み具合が遅いので成長を感じにくい。

一方で、シングルタスクの人はひとつの作業を行なっています。
とても良いペースで成果や成功体験などの成長を感じやすくなります。

マルチタスクとシングルタスクの特徴は明らかですね。
なにかを極めたい、学びたいのであればシングルタスクにすべきです。

どうしても別の作業も並行したい人もいます。
その場合はひとつのタスクが、ある程度まで成長してからにしましょう。

マルチタスクで中途半端に挫折してしまう。
とても残念な結果になるよりも、あせらずにシングルタスクにすべきです。

マルチタスクよりも挫折しにくいシングルタスクを積み重ねていきましょう。

マルチタスクよりシングルタスク【焦っている人はマルチタスクになる】


「早く成長したくて、複数のことを同時進行しちゃうんだよな」

焦りを感じている人は、ほぼ確実にマルチタスクを行います。
たとえその中に、不得意なものがあってもやってしまう。

「すべて必要だし、自分でやればムダなコストもなくせるし・・」

結果的に余計な時間がかかり、
すべてが中途半端に終わり、
うまく進まずにイヤになってくる。

良かれと思って進めても、うまくいかないことが多いです。

シングルタスクで圧倒的に打ち込む

やはり、シングルタスクで得意なことを圧倒的に行うべきです。

ひとつのタスクを終えてから、次のタスクへ進む。
あるいは得意なタスクだけを徹底的にこだわって行う。
そして不得意なタスクは外注など、コストをかける。

時間も成果も圧倒的にシングルタスクは結果への近道になります。

多くの人は、コストと時間の考えかたが間違っています。

  1. 不得意なタスクにも手を出して、3倍の時間がかかる。
  2. 得意なタスクひとつに打ち込み、さらに次のタスクへ。

⒉は圧倒的にスペシャリストへの時間も少なく、効率も良い。
マルチタスクで成功へ到達するまでの時間は、かなりのロスです。

やはり、シングルタスクで圧倒的に行うべきです。
時間的にも、コストの面から見てもマルチタスクは遠回りです。

「いろいろなことを覚えないと・・」という焦りの考えは間違っています。
ひとつずつ行うほうが、いろいろなことを極めやすいです。

焦っているときほど冷静に、シングルタスクを行なってください。

マルチタスクよりシングルタスク【まとめ】


いかがでしたでしょうか。

何かに挑戦したいとき、自動的にシングルタスクを選ぶ人がいます。
しかし、このような人も、過去にマルチタスクを行なっていたりします。

マルチタスクの効率の悪さに気づき、シングルタスクに切り替えているのです。

そうは言ってもマルチタスク派もいる

マルチタスクで、うまくいくケースは、どんなときでしょう。

  1. 単なる器用な人
  2. 同時に行なうほうが効率が上がる内容

同時に行なうほうが良いケースはなんでしょう。
これは一番わかりやすい家事を例に挙げます。

①浴槽のお湯をためる
②洗濯機で洗濯する
③掃除機をかける

この作業をシングルタスクで行なうと、下記のようになります。

お湯が溜まるまで見つめ、
洗濯が終わるまで洗濯機を見つめ、
やっと掃除機をかける。

とても効率が悪いですね。
まさにマルチタスクで行なうべき代表例です。

他にもマルチタスクでうまく進めるパターンはあります。

〝ブログを書きつつ、プログラミング学習〟なども多い方法です。
とはいえ、ブログを徹底的に掘り下げてる人には勝てないかもしれません。

誰もが自分に合う選択、やっていきたい方法で決めています。

しかしもう一度、言います。
マルチタスクよりも、シングルタスクをおすすめします。

繰り返しますが、複数を進めずにひとつを極めるべきです。
極めはじめたところで、もうひとつを始めるか考えてみてください。

さらに深掘りしたくて、シングルタスクを継続するかもしれないので。

マルチタスクを使いこなすには、とてもレベルが高い。
効率の良い、シングルタスクで挑戦しましょう。