起業するために必要なマインド【本質】【実体験】
会社経営20年ほどのAkiです。
近年の社会情勢や経済の悪化で
転職や、副業を考える人が増えました。
その中でも起業したい、いわゆる独立を
目指す人も以前より多くなりました。
必要なスキルや手続きなど、多くのサイトにも
見かけるようになりましたが、
残念ながらそれだけでは不十分です。
起業に必要なものは、同時に精神的な心構えも必要なのです。
この記事でわかること
- 誰に、何を、どう売るのかを明確にする
- 買い手は自分のためにいるのではない
- 夢を持ちすぎず淡々と進むことも必要
この記事のオススメ読者
- 起業、独立をを目指している
- 起業に必要なことを知りたい
- 起業に限らず、副業や転職を考えている
それでは1つずつ解説します。
起業するためにはネタ以上に必要なマインド【何を、誰に、どう売るのかを明確にする】
起業を考えたときに、必要なスキルを考えたり、
資金調達をイメージしたり、いろいろとやることがあります。
しかし、ビジネスの鉄則である3つを後回しにしている人を見かけます。
〝何を、誰に、どう売るのか〟
ざっくりのイメージはあるようですが、3つともを明確にすべきです。
起業前に必要なイメージを具体化するとマインドが安定します
大きく分けるとこのようなイメージですね。
- 何を売るか・・・物、情報、サービス
- 誰に売るか・・・個人、企業
- どう売るか・・・店舗、インターネット
例を出しますと、
- 何を売るか・・・アパレル(衣類)
- 誰に売るか・・・主に個人
- どう売るか・・・店舗+インターネット
①何を売るか
商品はオリジナルブランド+仕入れを一部行う。
どこで生産するのか、仕入れはどのブランドを扱うのか詰めていく。
②誰に売るか
個人、いわゆるエンドユーザーに販売するということ。
どのように認知させていくのかを詰めていく。
③どう売るのか
店舗がメインで、遠方の顧客に対してインターネットも使う
店舗はどこで運営するのか、サイトを誰が作るのかを詰めていく。
このようにひとつが決まると次にやるべきことが出てきます。
最低でもこのあたりは明確にしておくことが大切です。
最初はざっくりで構いません。
思いつくままでも書き出すことで、そこから見えてくるものを
明確にしておくことで計画が立てやすくなります。
起業の前にある程度、必要なことや明確にすべき点を書き出してください。
起業するためにはネタ以上に必要なマインド【買い手は自分のためにいるのではない】
ここからは、サイトでもあまり語られていない点について解説します。
まずは持ってはいけないマインドを説明します。
- 良いものを作ったら売れる
- 広告で認知させれば売れる
- 他よりも安ければ売れる
これらは全て間違いです。売れません。
企業の際に必要なマインドは自分がユーザーになること
自分が買う側になって考えてみてください。
・認知すれば買いますか?
・他よりも安ければ買いますか?
例外を除いて、ユーザーが買うと決める際に必要なマインドは
良いと知って、他よりも安いところで買う。
加えると、+必要であれば、ですね。
起業に限らず、売り手側に回ると忘れがちなことですが、
買う側の気持ちは、自分がよく知っているはずです。
まずは自分がイメージした流れで買いたいと思えるか。
これは特に起業前であっても、売り手としては必要で大切な判断基準です。
良いものを作るだけでも、安いだけでも売れません。
起業する上で必要なマインドは自分のことでもあり、買い手のことも同じなのです。
起業するために必要なマインド【夢を持ちすぎず淡々と進むことも必要】
起業を決めて走り出す、もしくは走り出したら
しばらくは夢に描いた通りの流れになるまでは
淡々と継続してください。
途中で修正すべき点は分析しつつ、改善しても
夢に描いたものと現実のズレに振り回されずに走りましょう。
起業直後はマインドが不安定にならない心がけが必要
起業からしばらくはやるべきことも増え、
想定していないことも溢れ出してきます。
同時に売り上げが思った通りに進んでいれば割と問題ないのですが、
売り上げがイマイチだったりすると、マインドが乱れます。
急に焦り出し、片付けなければならない問題にきちんと対処できなかったり、
自分の計画を疑い始めたり、悪いマインドになる人を多く見ました。
〝求められていないのではないか〟
このようにとらえずに分析と改善を淡々と続けるマインドが必要です。
夢はとても大切なことですが、夢を追いすぎて焦ってしまうと
大事なことに気づかなかったり、間違った判断をしがちです。
起業は難しいととらえずに淡々とこなすマインドも必要なのです。
起業するためにはネタ以上に必要なマインド【まとめ】
最後に補足しますが、起業する上で大切なマインドは
その根本から嫌になってしまうようなことをしないことです。
扱うものは好きなものか、得意なものをお勧めします。
好きなことは起業して扱っていても飽きないし、嫌になりにくい
私を例に出します。
もちろんアパレル業で軌道に乗るまでは集中していましたので
他の業態には広げませんでしたが、様々なことがありました。
倒産寸前になったり、トラブルも多々ありました。
それでもやめなかったのは、売れる確信があったこともですが、
先述の大切なマインドの〝服が好きだ〟ということがあったからです。
割と諦めてしまった経営者を見ていると、
・この業界は好きじゃないけど儲かりそうだから
これらの起業した知人たちは全員が廃業になりました。
起業に向けての情報として、いろいろな必要なスキル、資格については
かなり多くのサイトで見かけますので、今回は触れませんでした。
起業の計画をする前にそれが〝好きなこと〟〝得意なこと〟かを確認してください。
そして、それらがないのであれば、〝嫌ではないこと〟から始めてみてください。
起業に必要な資格やスキルと併せて、計画とマインドはセットで行いましょう。