他人に期待しないメリットとは【方法も解説】
「ついつい他人に期待してしまうものですよね」
仕事でもプライベートでも、他人に期待する。
よくあることですが、あまりおすすめではありません。
他人への期待というのは、見返りを求めているということ。
得るものは他人ではなく、あなたの満足度です。
他人を信じることと、期待することはまったく違います。
期待には必ずと言ってよいほど、結果を待つあなたがいます。
他人にとって〝期待されすぎ〟は気持ちの良いものではありません。
今回は他人への期待が、期待した側もよい結果を生まないことを解説します。
記事を読むことで、期待しないための具体的な方法も理解できるようになっています。
この記事でわかること
- プレッシャーを生み出す
- 期待とがっかりはセット
- 期待するなら自分にする
それでは解説します。
他人に期待しないメリットとは【プレッシャーを生み出す】
「期待されれば、誰でもプレッシャーにはなるでしょ」
仕事においても割と「期待してるよ!」という場面が想像できます。
ではなぜ、人は期待されるとプレッシャーになるのでしょうか。
「失敗したらどうしよう」
ひと言で言えば、そういうことですよね。
もちろん期待したほうは、他人の実力を認めていることがあります。
結果を必ず出してくれそうだからこそ、期待しているわけです。
他人への期待が伝わるとメリットは減る
「期待してるよ」の裏側には、下記のようなあなたの感情が隠れています。
「失敗したらがっかりするから上手くやってね」
よほどイケイケの人でないかぎり、期待はプレッシャーになるのです。
意図的に、真剣に取り組ませる圧力のために言う人がいます。
しかし他人にとっては、あまり親切とは言えないやり方です。
では一方で、期待せずに失敗しても構わないという気持ちだとどうなりますか?
部下が失敗したら、上司もフォローしてあげる。ケアしてあげる前提です。
「失敗しても大丈夫。思いっきりやってみな!」
期待ではなく〝信じている〟というイメージです。
それでも、決してプレッシャーがゼロになるわけではありません。
しかし言われた側は期待されるよりも、はるかに前向きに行動できるのです。
信じる→前向きなやる気を生む
基本的には他人にプレッシャーをかけるべきではありません。
適度な緊張感は、よりよい結果を生むことに役立ちます。
しかし、過度なプレッシャーは〝できることすら失敗する〟ことにもなります。
心では信じて、言葉では「期待してるよ」という場合も気をつけましょう。
他人である相手のレベルや、精神状態をよく見て判断しましょう。
他人への過度な期待はプレッシャーにしかならず、メリットがありません。
他人に期待しないメリットとは【期待とがっかりはセット】
「セットってことは、期待するとがっかりするの?」
先ほども触れましたが、期待するということは結果を望んでいる状態です。
期待された他人より、期待した側のメリットの場合が多いです。
他人になにかを頼んだ結果、失敗した場合の心理は下記のようになります。
- どうせできないだろう→失敗してもなんとも思わない
- 信じてやらせてみよう→まだレベルが高すぎたのかな
- 期待できる。やらせよう→なんだよ。できないのかよ
勝手に期待された他人は、いい迷惑です。
他人に期待する人は依存度が高くメリットがない
他人に期待するというのは、仕事だけの話ではありません。
友人であったり、家族、パートナーであっても同じことです。
- 子どもがテストで良い点数をとれなかった
- 夫のボーナスが思っていたより少なかった
- 結婚前に想像していたパートナーじゃない
勝手に期待されたほうは、完全に迷惑でしかありません。
人は他人のために頑張っている場合もあります。
しかし行き過ぎの期待をされると、やる気を失うこともあります。
勝手に期待して、勝手にがっかりするなんてデメリットしかありません。
非常によくあることで、言い合いやケンカにまでなる原因でもあります。
〝他人に期待さえしていなければ〟なにも起きなかったのに。
行きすぎの期待は、がっかりだけでなくトラブルになります。
一方で、他人に期待していなかったのに、良い結果だったことがありますよね。
そんなときあなたはどんな気分だったでしょうか。
「うそ。すごいじゃん!」となったはずです。
逆に、良い結果になったときは喜びを感じています。
他人にとってもあなたにとっても期待しなければ良いのです。
結果がどちらに転んでも、メリットしかありません。
他人に期待しないほうがあなたにもメリットを生むのです。
他人に期待しないメリットとは【期待するなら自分にする】
「他人にはダメで、自分に期待するのはオーケーなの?」
過信は良くないですが、自分を信じて期待するのは最高です。
少なくとも失敗すれば、がっかりすることはあります。
これは他人に期待してがっかりするのとはまったく違います。
他人と自分への期待の違いを深掘りしましょう。
他人より自分に期待するほうがメリットだらけ
自分へ期待する場合、ふつうは自分のレベルを知って期待します。
自分のレベルにかけ離れた期待は、普通はしませんよね。
かけ離れた夢を描いても、まず行うことは目の前の目標にするはずです。
〝起業して会社組織の経営者になる〟
1ヶ月で可能だと自分に期待するはずありません。
2ヶ月でも無理です。
〝◯年までに起業。さらに◯年までに組織化しよう〟となるはずです。
期限もレベルもクリアできる期待をするのでメリットが多いです。
自分に期待をする場合、他人の場合と明らかに違う点があります。
〝自分には期待しないと上手くいかない〟
これはとても重要なのでもう一度言います。
自分に期待できないとうまくいきません。
理由は簡単で〝がんばれば届くレベルを知っている〟からです。
とても失敗する確率が低いので、本来は期待できるはずなのです。
期待できるレベルを知っているのにしないとは、どういうことでしょうか。
〝自分を疑っている〟ということ。
しかし自分に自信がなくてもまったく問題ではありません。
こちらで詳しく解説していますので、ぜひお読みください。
参考記事:自信を持てないままで勝つ方法【克服の必要なし】
他人には期待せず、自分には大いに期待しましょう。
自分への期待は、レベルを知っているからこそできることなのです。
自分への期待は、目標を現実化する意味でもメリットだらけです。
他人への期待はデメリット。自分への期待はメリット満載です。
他人に期待しないメリットとは【まとめ】
いかがでしたか?
他人への期待が、いかに自分勝手でメリットがないことを解説しました。
職場であっても、家庭であっても自分以外への期待はやめましょう。
せっかくできる人の成長を止めてしまうことになりかねませんので。
意図的に期待をかける場合がある
他人への期待が基本的にメリットがない解説をしました。
しかし、ある条件の場合だけ期待をして良いのです。
正しく言うと〝期待をしている形をとる〟ケースがあるのです。
〝他人が期待を望んでいる状態〟です。
本人も結果を出せる自信があるし、結果を出す姿を見せたい状態。
他人を日頃から観察して、判断してあげましょう。
それでもこのひと言は添えてあげるべきです。
「なら、やれるだけ思い切りやってみな!」
このセリフに〝失敗しても気にすんな〟という空気を伝えてあげましょう。
最後にまとめます。
他人への期待は基本的にメリットがありません。
期待されたほうも、あなたにもありません。
他人に期待しなければ、お互いにメリットがあります。
他人への期待は迷惑です。期待したいなら自分にしましょう。