家族が原因のストレスを解決する【意外とつらい】

一般 人間関係

「家族とうまくいかない」
「家族と一緒にいるとストレスを感じる!」

家族からのストレスは、それほど珍しいことではなく割と多いです。
そもそも人生の悩みのほぼ全てが、対人関係の悩みとも言われていますし。
一緒に暮らしているので、話し合う時間すらストレスになります。

そのため、この記事では話し合うことを最重要とはしていません。
自分の人生は自分のものなので、あなた本人をメインに解説しています。

家族も対人関係のうちのひとつです。
記事を読んで、さっさと解決しましょう。

この記事でわかること

  • 家族も脳や思考は他人
  • 遠慮のない発言が多い
  • 限界なら別々で暮らす

家族が原因のストレスを解決する【家族も脳や思考は他人】


「家族と意見がまったく合わないんだよなー」

家族とは意見だけでなく、価値観も合わないことがあります。
価値観の違う人と話せば、イライラしてストレスが溜まるのは当然です。
原因はたったひとつです。

〝家族も他人〟だからです。

そもそも家族は他人ではないという考えが大きく間違っています。
考え方としては、本人と他人です。

たまたま一緒に住んでいるというだけで、自分以外はすべて他人です。

家族の人数分がストレスの原因になることも

哲学者として絶大な信頼を得ている、アドラー心理学があります。
アドラーは人間の悩みのすべてが、対人関係の悩みと言い切っています。

それほど対人関係が、ストレスの原因になるということです。

そもそも〝家族〟という特別な言葉が勘違いをする原因になっています。
まるで、他人ではないようなイメージになりませんか?
親と子、兄弟、姉妹などの言葉も勘違いを生んでいます。

親子と言っても大人と子どもというわけではありません。
どちらも成人であれば、大人と大人です。

どちらにも価値観があり、すでに大人同士の関係なのです。
会社の上司の意見は絶対ではないし、先輩社員であっても同じ。
親だからと言って正しいわけではないし、従う理由はありません。

親だから従わなきゃいけないのかな
子どもなんだから親には従うべき

そんなことはありません。
例えば高校生の子どもが悪い道に逸れそうなら、親でなくても従うべきです。
親だから従うという理由ではありません。

家族という、わけのわからない言葉を外して考えてみてください。
家族は〝他人ではない〟という考えがストレスの原因を生むのです。

家族も他人なのです。
他人には気を配り、ときには気を使います。

同じように家族にも接することで、必要のない争いを防ぐことができます。
特に子どもが成人している場合は、大人対大人の対応をすべきです。

家族にも誠意を持ってストレスを生まないように接しましょう。

家族が原因のストレスを解決する【遠慮のない発言が多い】


「家族は他人と違ったストレスなんだよな」

よく耳にしますよね。
わかってくれないとか、いちいちうるさい。
しかし、原因はどこにあるのでしょうか。

配慮です。
いわゆる〝気遣いがまったくない発言〟です。

「家族だからそんなの当たり前」という人がいますがとんでもない。
家族だからこそ、最大限に気を配らなくてはいけません。

言葉を選ぶことなく、言いたい放題だからこそストレスを生むのです。
気を配るレベルは、赤の他人以上に大切です。

家族の遠慮のない正論は解決できないストレスになる

誰でも正論を持っています。
家族の正論は一般的な正論の場合もあるし、そうでない場合もあります。

  • 少なくとも大学へ行くべき
  • 大手企業への就職が正解だ
  • 結婚して子供を持つべきだ

大きなお世話だと思いませんか?
自分の人生は、当然ですが自分のものです。

なぜ家族は遠慮も気遣いもなく、正論を突きつけてくるのでしょうか。

家族は「あなたのためを思って言っている」と言いがちです。
しかしこのセリフは、ほとんどがウソです。

〝家族が思う幸せの型に、あなたをはめようとしているだけ〟

あなたの親が「起業なんかしないで勤めているべきだ」と言ったとします。
親がそう思うなら、親が起業しなければいいだけです。
ところが、あなたにも正論として言い始めます。

人は自分が〝こうあれば幸せだ〟というイメージを持っています。
だからこそ「あなたのために」というセリフが出てくるのです。

しかし、誰もが同じ幸せを追いかけているわけではありません。
他人なら尊重するのに、家族には遠慮なく〝親の正論〟を押し付けてくる。

結果として聞きたくない本人は、家族がストレスの原因になります。
しかも聞き入れられなかった家族も、ストレスの原因になるのです。

人は家族のために生まれて、家族のために生きているのではありません。
家族を大切にしないということではなく、尊重し合うべきだということです。

幸せな人生は一種類ではなく、家族の人数分の種類があるのです。

家族からの意味のない正論はストレスの原因でしかありません。

家族が原因のストレスを解決する【限界なら別々で暮らす】


「ストレスがイヤだから家を出るのもありかな」

大いにありです。
家族と暮らすストレスで、家を出る人は割と多いです。
しかしストレスの解決だけでなく、他にもメリットがあります。

  1. 精神的に自立ができる
  2. 家事の大変さがわかる
  3. 家族を許せたりもする

今回は、家族が原因のストレスの記事なので③を取り上げます。

価値観が原因で、感じたはずの家族へのストレス。
家を出てストレスが解決すれば、最高の選択です。
しかし、③のように変化することがあるのです。

大切なことなので深掘りします。

家族と一緒いることがストレスの原因なら離れて解決する

家族が原因のストレスから、とにかく離れるために家を出たはず。
すでに余計なひと言も、心ない言葉からも解放されました。

家族が原因のストレスを感じることなく生活を楽しんでいます。
しかし、不思議な感覚になることがあります。

〝あれ?いま思うと別に大したことじゃなかったかな〟

もちろん、一緒に暮らせば元どおりにストレスを感じるかもしれません。
しかし家族に対しての怒りや、許せなかった気持ちが消えていくことがあるのです。

〝時が解決する〟

よく使われている言葉です。
まさに言葉通りで、時が解決するパターンはよくあることです。

うまくいけば、冷静に自分の気持ちを伝えたりすることができるかもしれない。
家族の話を冷静に聞けるかもしれないし、受け取り方も変わるかもしれない。

価値観が合わずにダメだったとしても、家が別なので気楽に話せたりもします。
心で許せているだけで、家族のストレスからは大きく解放されているはずです。

ここは大切なのでもう一度言います。

どうしても家族と一緒にいるとストレスを感じてしまう。
イライラしたくないし、面倒だから余計に話さなくなってしまう。

もしあなたがそう感じるなら、離れて暮らすことをおすすめします。
永遠にではなくても一度、離れてみることで見えてくるものがあります。

家族が原因のストレスが、離れて済むなら試す価値は充分あります。

家族が原因のストレスを解決する【まとめ】


「でもさ、うまくいってる家族もいるよね・・・」

もちろんいます。
または家族が原因のストレスを感じていても、そのまま暮らしている人もいます。

ここで、うまくいっていて問題のない家族を例に挙げます。

  1. 意見が合わなくてもお互いを尊重している
  2. たまたま価値観や意見などが一致している

上記に例外はありません。
家族がストレスにならない人は、上記のどちらかに当てはまっているはずです。
しかし、上記に関係なくうまくいく方法もあります。

自分が原因で家族にストレスを与えているかも

会社でも友達であっても、価値観がすべて一致しているわけではないはず。
「ん?今のはちょっと違うな」と思っても否定したりしませんよね。

家族に対しても、あなたは他人のときのようにできていますか?
あなたが家族にストレスを与えているかもしれません。

自分は正しい
自分はゆずっている
自分は気遣いをしている
自分は・・・
自分は・・・

これでは家族とはいえ、相手に理解されず上手くいきません。
もちろんあなただけではなく、お互いが気をつけなくてはいけないことです。

人は自分の間違っているところに気づけないと言われています。

家族が原因で、ストレスを感じていると思えばそれは事実です。
同時にあなたが原因で、家族もストレスを感じているかもしれない。

先ほど、家族が原因のストレスを解決するために離れるという選択を解説しました。
しかし一度、あなた自身が自分を見つめることもとても大切です。

家族は他人ではありますが、大切な存在です。

家族が原因でストレスを感じるなんて、できることなら避けたいことです。

ぜひ一度、解決のために冷静に自分を見つめ直してみてください。

一緒にいても離れても、家族は家族です。