ケチと節約を間違えると人生が損します【違いを知って正しく行動】

人生

「ケチも節約もお金を使わないんだから得ですよね」

確かにケチと節約は似ています。
しかし、どうもケチってイメージがが悪くないですか?

実際にケチはイメージが悪く、あまり好かれません。
あまり人からも好かれないし、なんとなくイヤですよね。

しかし節約も〝ケチる〟という言葉でまとめられたりもします。。

今回は、ケチと節約を間違えると損をしてしまう理由を解説しています。
意味を知って正しく行動すれば、人生が得になる方法も理解できます。

この記事でわかる内容

  • ケチと節約の違いを理解する
  • なぜケチの人は損をするのか
  • 正しい節約で人生が化けます

それではひとつずつ解説します。

ケチと節約を間違えると人生が損します【ケチと節約の違いを理解する】


ケチと節約というのはどこが違うのでしょう。

一般的なイメージはこんな感じ。

節約:お金がないから出費を減らす
ケチ:他人にはまったく出費しない

合ってるような、合ってないような感じです笑。
今回は正しい方法を知ってもらうための記事です。

まずはケチと節約の違いを解説します。

ケチは他人に使わないだけでなく自分すら損をします

ケチとはこんな人です

①とにかく他人に対する出費をしたくない
自分が損をすると思い込んでいる人。
お祝いだろうが、過去にお世話になろうが関係なくケチる。

いわゆるテイカー(奪う)タイプでもあります。
参考記事:テイカーの特徴と見分け方【付き合ってはいけない】

②〝お得〟と〝お得感〟の区別ができない
例えを出します。

A.近所のスーパーで買うと全部で1,000円
B.同じ商品を遠いスーパーで買えば800円で済む

お得感はBですね。

✔︎遠いスーパーまでの往復の時間は?
✔︎車で行く場合のガソリン代は?

・遠いところまで往復している間に家事ができます。
・余計に1時間かかるなら、副業して収入も得られる。
・ガソリン代でお得の分が吹き飛んでますよ。

お得というのは〝実際に得した〟ということ。
お得感は〝得した気がする感覚〟だけです。

節約は未来の自分のためにムダなお金を使わない

節約という言葉もお金を使わないイメージがあります。
しかし実際には、わりとしっかりお金を使うのです。

①その場の欲望には浪費をまったくしない
少し収入が増えたからと言って、ムダな使い方をしません。
必要なもの以外は、貯金しておくことが節約です。

②未来の自分への投資には使う
自分の夢や目標のために使うべきときはお金を使う。

留学や読書、目標のための学習にはお金を使う。
未来の自分への投資にケチることはありません。

ある意味では①②はセットでもあるわけです。
自分の未来に役立つのかを考えて、違うと思えば使わない。

ムダは出さずに、使うべきところには使う。

これが節約です。

ケチと節約の違いでひとつだけ補足があります。

「自分にも他人のためにもまったく使わない人は?」

実際に私の知人にもいたので解説しておきます。
このケースも、ただの意味のわからないケチです。

ただお金がない状態を恐れているので、なんの理由もなく貯めるだけ。
無いと不安であり、あれば満足という人です。

儲け話などの詐欺に引っかかるのは、このタイプの人です。
先ほどの解説の通り、ケチは〝お得感〟が好きです。
絶対に儲かるという信じる理由を、感覚で決めてしまう。

思い当たる人は充分、気をつけましょう。

ケチと節約はイメージでは似ていますが、まったく別物です。

ケチは、他人のためには使わない(使いたくない)
しかし自分の欲望には使う(あるいはまったく使わない)

節約は、目先の欲望には使わない。
しかし自分の未来への投資のためには使う。
他人のためにも必要であると判断すれば使う。

ケチと節約をしっかり間違えずに理解すれば、損をすることはありません。

ケチと節約を間違えると人生が損します【なぜケチの人は損をするのか】


ケチの人が損だというのは、なんとなくわかりますよね。
なんとなくでは意味がないので、しっかり解説します。

  1. 仕事を頼みたくない
  2. 仕事を受けたくない
  3. 他人に紹介できない

ケチな人には仕事を頼みたくない

仕事を依頼すると、ときには順調ではないことがあります。
良いか悪いかは別として、急いでもらいたいとします。

・イヤがる。
・値段を乗せてくる。

もちろん、値段はある意味で当たり前です。
ところがですね、約束の日に間に合わない場合。

当然、乗せた分の値段は払いませんよね。
これをケチな人はイヤがるんです。

受け入れるんですが、不満を持っているのがわかる。
こんな人に仕事は頼みたくない、という流れになるのです。

ケチな人から仕事を受けたくない

「もう少し安くできないの?」
「よそならもっと安いのに・・・」

それなら最初からよそでやってくれ!って思いますよね。
仕事を受けた側の時間や労力は無視されます。

ケチな人を他人に紹介したくない

「仕事あったら回してよ」
「誰かお客さん、いない?」

自分が関わっていて、良いことがない人。
そんな人を他人に紹介なんてできません。

自分の知り合いにまでイヤな思いはさせられない。
当然、仕事の成長は悪くなることが多いです。

ここでわかりやすく実例を紹介します。

以前、ある会社のM社長を周りに紹介したことがあります。
イマイチだった業績が伸びて、とても売り上げが伸びてきました。

さらに成長させようと、金額の大きな仕事だけを受け始めたのです。
そこでM社長の取った行動は・・・

私が紹介した会社との取引をバッサリ切ってしまった。
なんの説明もせず「忙しくてやれない」と。

ビジネスだから当然だし、当たり前という意見もあります。
ある意味では正論です。

しかしビジネスは、ずっと良いままとは限りません。
悪くなるときもあります。

仕事がなくなったM社長は、以前の取引先に連絡しました。
もちろん仕事をくれるわけもなく、あっさり倒産してしまいました。

ケチというのは〝使わない〟だけではありません。
〝金額の大きいほうへ飛びつく〟という意味もある
のです。

会社の売り上げを伸ばしてもらった取引先を裏切ってまで。
説明もなく切ってしまったその代償は、あまりにも大きかった。

ケチの間違った行動は、得ではなく自分から損をつかんでしまうのです。

ケチと節約を間違えると人生が損します【正しい節約で人生が化けます】


節約をうまくやれば、人生が化ける。
もちろん、良いほうに変化するということです。

  1. 目先の欲望にムダ遣いしない
  2. 未来の人生への投資には使う
  3. 大切な人にはケチらずに使う

人生のために節約し、目先の欲望にムダ遣いしない

ムダなローンは組まないし、目先の欲望にも使わない。
それがなんの役にも立たないと知っているのです。

その場かぎりの満足度は続かないし、さらに欲望が強くなる。
もっと高額なものが欲しくなり、お金を使ってしまう。

永遠に満足しない、欲望の無限ループだと知っているのです。

節約しつつ、未来の人生への投資には使う

くだらない目先の欲望なら、100円でもムダです。
しかし人生をよくするのであれば100万円でも使う。

正しい節約ができる人の特徴です。

・外国への留学で語学を学ぶ。
・視野を広げるために世界を回る。
・必要な技術を学ぶオンライン講座。

人生の中で、自分を高めるための投資に使うということ。
その通りです。

100万円が1,000万円を生み出すために使うのです。

大切な人にはケチらずに使うと節約になる

少し難しい見出しですが事実です。

あなたが信頼して取引している会社があります、
またはお世話になっている人がいます。

ここで想像してください。

・年末年始のあいさつ
・お中元やお歳暮など
・誕生日や記念日の贈り物

①これらをしっかりと感謝の意味で行なっている人。
②仕事のときだけ連絡して、あとは知らん顔の人。

あなたならどちらを人に紹介するでしょうか。
(※仕事のレベルは同じと仮定します)

「そりゃあ①だけどなんで節約になるの?」

節約になるんです。
大切なところなので深掘りします。

・なにかの事業を始めよう。
・新たなビジネスを追加しよう。
・次の新店舗をオープンしよう。

ビジネスには、いろいろな状況があります。
そして新たなことを広めるには、お金がかかります。

広告や宣伝活動の時間に使う人件費もです。
そこで、さっきの例を思い出してください。

きちんとした会社や人の場合、どうなりますか?

・新たなお客様を紹介してくれる。
・必要な協力を申し出てくれる。

結果的に大きく節約になっています。
広告費や人件費、事業を広めるための時間。

本当なら大きくなるコストが、減っているのです。

節約とケチの大きな違いのひとつがここにあります。

〝その瞬間の損や得に振り回されない〟ことが節約です。

節約して正しい行動をすると人生で損をすることはありません。

ケチと節約を間違えると人生が損します【まとめ】


今回の記事をまとめます。

①ケチと節約の違いを理解する
ケチは他人に、ときには自分にすらお金を使わない。
節約は目先のムダな欲望には使わない。

②なぜケチの人は損をするのか
ケチは他人に損や不快感を与えてしまうので損が多い。

③正しい節約で人生が化けます
未来の自分へ投資し、必要なら周りにもしっかりと使う。
その結果、多くの人からメリットが得られます。

人生は、まったく人と関わらずに生きていくのは無理です。
使うべきではないものは使わず、使うべきところには使う。

ときには多少、無理をしてでも未来のために使うこともあります。
自分の人生のために、正しい節約を心がけるべきです。

ケチらずに、正しく節約をして人生をつくり上げましょう。