友達や仲間と起業すると失敗します【悲報】
「友達起業ってうまくいかないって本当?」
気の合う仲間や友達と、何かを始めるには覚悟が必要です。
友達や仲間と起業した場合、大半が失敗します。
心強かった仲間との起業のはずが、トラブルになる。
今回は、いわゆる友達起業がなぜうまくいかないのかを解説しています。
どうしても実行したい方は、記事をよく読んでください。
現時点の課題と、今後の注意点や必要な覚悟が理解できます。
この記事でわかること
- 誰かが我慢して不満がたまる
- 仲良しと同士はまるで別です
- ひとりでもできるなら平気かも
この記事のオススメ読者
- 友達と起業しようとしてる方
- 友達と起業して悩んでいる方
それではひとつずつ解説します。
友達や仲間と起業すると失敗します【誰かが我慢して不満がたまる】
そもそも友達起業は、なぜ行うのでしょう。
- 同じ方向性の仲間が集まった
- 得意な分野を補い合える
- 仲の良い友達と盛り上がった
- 出資金など金銭的なメリット
- ひとりでは怖くてできないから
このあたりでしょうか。
今まで多くの友達起業の失敗を見続けてますが、③④⑤はほぼ失敗します。
①②は絶対に大丈夫とも言えませんが、③④⑤はかなり早めに失敗してます。
友達起業は損得を感じると不満が大きい
仲が良かったりすると余計に不満を持ちます。
- 「なんか自分ばかり苦労してる気がする」
- 「なんでこんなにマウント取られないといけないんだ」
- 「自分が正しいのに、相手は受け入れようとしない」
会社に勤務したことがある方は理解できるはずです。
ほとんどのケースで、仕事として割り切ってこれましたね。
どんなに上司にムカッとしても上司だし、給料ももらってる。
「まあ、言ってることはわかるし仕方ないか・・・」と。
よほどのレベルを超えない限り、仕事として受け入れてきたはず。
友達起業をしたいのであれば、その辺がトラブルになることを覚えておいてください。
これが仲間や友達になると、受け入れられないことが多いのです。
ほんのちょっとしたことであっても不満がたまると失敗します。
「常に自分が譲ってる気がするな」
「こいつ、まったく言うこと聞かないな」
「なんでこいつと同じ給料なんだろう」
厳密に言えば、お金が割と得られているときはある程度まで我慢できます。
それでも友達がゆえに割り切れず、不満が溜まっていくことがあります。
そうなってしまうと、いずれその不満が爆発します。
誰かが抜ける、あるいは起業そのものが失敗するのは時間の問題です。
・誰かが不満を持っているのか、あるいは持っていないのか。
・誰からも不公平に見えるような関係や、状態になっていないか。
不満はあっても問題ないのですが、友達起業だと失敗の材料になりがちです。
友達起業において失敗を避けるためには、コミュニケーションが重要です。
友達や仲間と起業すると失敗します【仲良しとプロ同士はまるで別です】
見出し通り、仲良しなんていう理由では友達起業すべきではありません。
仲が良いというレベルでは、ちょっとしたことで不満になり失敗します。
学生時代に、学年が変わるときにクラス替えがありましたよね。
その際に別のクラスになって、自然と距離ができたことはなかったでしょうか。
あるいは遊びの好みが変わったり、価値観が変わればさらに距離ができたりします。
それでも話し合って、意見をすり合わせるなんてことはしませんよね。
「仕事なら大丈夫でしょう」
そうかもしれませんし、そうではないかもしれない。
とはいえ、仲良しな友達というレベルはそんなものです。
さらに深掘りしてみましょう。
成長して方向性が変わればその時点で失敗します
「仕事なら話し合うし、意見もすり合わせるんじゃないの?」
そうかもしれません。
しかしここで単なる仲良しの友達なのか、仕事の同士なのかが大きく影響するのです。
当然ですが、友達起業は起業前から付き合いがあったはずです。
この起業前から知っているという先入観が、邪魔して失敗につながることが多い。
しかも人間関係は自分だけでなく、相手があって成り立っています。
- 同士と同士
- 同士と仲良し
- 仲良しと仲良し
①以外はビジネスにおいては絶望的です。
②③は話し合っても、歩み寄ったりすることもなく多くのケースで失敗します。
「はじめは明らかに同じ方向を向いたプロ同士だった」
もちろん、そう感じたからこそ友達起業をしたはずです。
しかし人は成長したり、悩んだりする中で常に変化しています。
中には挫折してしまい、プロ意識が消えてしまう人もいます。
それはあなたかもしれないし、組んだパートナーかもしれないのです。
これは非常に大切なのでもう一度、言います。
プライベートの相性は仕事とは何の関係もありません。
少なくともお互いがプロでない以上、すり合わせることも非常に難しいです。
しかも方向性が変わってしまっているなら、もう失敗は見えているようなもの。
友達起業で失敗を避けたいのであれば、互いにプロフェッショナルかどうか、です。
友達や仲間と起業すると失敗します【ひとりでもできるなら平気かも】
「なんで友達起業はダメなの?」と思いますか?
それなら、この質問に何と答えるでしょうか。
ひとりで全額出資して友達を雇えば良いのでは?
私は起業には技術や戦略だけではなく、精神面も必要だと判断してます。
何が言いたいのかと言いますと、
ひとりで起業するデメリットを埋めているだけなら失敗しますよということ。
失敗しても一人でできる自信が必要
私は仕事に限らず人生において、すべての面で信頼する師匠がいます。
現在だとメンターと呼ばれている位置づけでしょうか。
彼が起業前の私に常に言っていたことがあります。
仮に全員がいなくなっても、やれると言い切れないなら起業をやめろ」
ちょっと極論過ぎますか?そんなことはありません。
さらに別の例で深掘りしましょう。
社長の人柄や会社の方針を慕って多くの社員が集まってきました。
ざっくりですが、50人以上はを抱えてた会社です。
あることをきっかけに少しずつ、起業時の仲間に不満が生まれます。
方向性の違いだったのですが、社員から信頼される一人が消えます。
その後、少しずつワンマンになった社風を嫌った社員が抜けていきます。
最終的には50人が数名まで減りました。
それでもやりきる根性があるのか。
あるいは継続する知恵とノウハウを起業までに手に入れるのか。
友達起業した当初の仲間と揉めたら、不安でできない。
あるいは気分が腐って、ひとりでやるなんて気すら起きない。
そんな気持ちでは失敗します。
・ひとりで始めるのが怖いから友達起業ではレベルが低過ぎます
・みんなでやる。が楽しそうなら、組織化せずに収益を平等に分けたらいい
・補い合えるからが理由なのであれば、外注同士にしたらいい
ひとりになるほどのピンチでもやり切る準備をして失敗に備えましょう。
友達や仲間と起業すると失敗します【まとめ】
資金を出し合うという方法は実はハイレベルでもあり低レベルでもあります。
- 全員がリスクを取ることで責任を持ちあって成長する
- ひとりじゃ足りないから、みんなで出し合おうよ
これ実はかなり多くて、②は非常に問題ですよね。
まるでバザーやフリマのお祭り出店レベルです。
お互いの特性を活かすための友達起業も割と失敗する
お互いの特性を活かす集まりの最大の特徴は音楽バンドですね。
ヴォーカル、ベース、ドラム、ギターその他
特性の違う集まりの友達起業として、一番わかりやすい。
もちろん音楽の方向性が同じで集まったメンバーです。
なぜ解散したり、誰かが脱退するのでしょうか。
- 方向性が変わった
- 仲が悪くなった
- お金のトラブル
まあ、このあたりですね。
「そんなことを避けれないのはわかってる」
と言われるかもしれませんが、ポイントはそこではないのです。
・ソロで活動したいのか
・バンドとして活動したいのか
ということです。
ソロで活動してもバックバンドや専属バンドがいます。
そうです、いわゆるビジネスで言うところの外注ですね。
自分はどちらなのか明確になっていますか?
ここが友達起業の際に、明確になっている人が少な過ぎるのです。
今回の記事をまとめます。
・仲間の全員が不満なく進むのは難しい
・プロ同士なのかをしっかり見極める
・ひとりになっても継続する気がある
いつどうなっても大丈夫という、気持ちだけは持ってスタートすべきです。
そう思えないなら、ひとりで仕切るほうが余計なストレスを持たずに済みます。
友達起業の大半は継続しないということを前提にはじめましょう。