沖縄のリーフフィッシングの釣りを楽しむ【初心者向け】

沖縄 沖縄生活 沖縄観光

沖縄移住10年目のAkiです。

リーフフィッシングという釣りをご存知でしょうか。
釣り好きの方は聞いたことがあるかもしれません。

沖縄の海は手前が薄いブルーで
その奥が濃いブルーになっているのは誰もが知っています。
手前は浅く、奥が深いというのはわかりますよね。

その手前の薄いブルーの場所で行われている釣りを
通称、リーフフィッシングと呼んでいます。

日本では沖縄や奄美付近でのみ楽しめる
リーフィフィッシングについて解説します。

この記事でわかること

  • リーフフィッシングってどんな釣り?
  • リーフで安全に釣りをする
  • 上級者向けのリーフエッジの釣り

この記事のオススメ読者

  • リーフフィッシィングをしてみたい
  • リーフでの釣り方がわからない人
  • リーフエッジの釣りに興味がある人

それでは1つずつ解説します。

沖縄のリーフフィッシングの釣りを楽しむ【リーフフィッシングってどんな釣り?】


リーフフィッシングという釣りは、どこでもできるわけではなく
沖縄ならではの釣りとも言われています。

釣り好きの人たちの間では、一度はチャレンジしたい釣りとして知られています。
この記事にたどり着いたということは、
リーフフィッシングに興味があるのですよね。

沖縄の地形ならではのリーフフィッシング


記事の冒頭にも書きましたが、沖縄の海は大きく2つに分かれます。
リーフとは岩礁やサンゴ礁などの「礁」のこと
水面に現れていない、水中にある岩のことです。

ビーチから見て手前の浅い部分(薄いブルーの部分)で行う釣りを
通称でリーフフィッシングと呼んでいます。

皆さんは満潮、干潮などは聞いたことがあると思います。
これは言葉の通りで海の深さだと思ってください。
満タンの深さと、干(ひ)からびた浅さを表しているわけですね。

それと、大潮、中潮、小潮はいかがでしょうか。
釣り好きの方を前提にすれば、当然ご存知でしょう。

  1. 大潮:満潮がとても深く、干潮がとても浅い
  2. 小潮:満潮が少しだけ深く、干潮が少しだけ浅い
  3. 中潮:①と②の中間

これらは地球と月の重力が関係していますが、
今回は潮の満ち引きの記事ではありませんので改めて別記事にて解説します。

今回は参考までに月と潮の関係についてのリンクを貼っておきます。
・日本沿岸736港の潮汐表

大潮の時は大きく潮が動きます。
特に4月頃から9月頃までの季節が最も浅くなります。

この干潮の前後2時間の計4時間がリーフフィッシングに最適な時間です。

4月から9月まで、大潮の干潮の前後に行う釣りを沖縄では通称リーフフィッシングと言います。

沖縄のリーフフィッシングの釣りを楽しむ【リーフで釣りをする】

春から秋の大潮の干潮は、冒頭に書いたような手前の薄いブルーの部分が非常に浅くなります。
その浅さは歩くことができるほどで、沖縄ではイノーと呼ばれています。

このイノーには所々にプールのように海が残り、魚や貝などが取り残されます。
このプールで行う釣りこそがリーフフィッシングです。

沖縄では昔からこのイノーで魚以外にも貝やタコを採ったりしてきました。
※現在は漁業権で禁止されているものがあります。

沖縄のリーフフィッシングは気軽なルアーがおすすめ

リーフ(岩礁)の下には魚が隠れています。
沖縄ではミーバイと呼ばれているハタの一種が人気のターゲットです。

岩の近くに、スプーンやワームをポトンと落とせば
かなりの確率で大漁まちがい無しです。

他にはオジサン(タカサゴ)やベラなどもとても釣れます。
もちろんエサ釣りもできますが、時間勝負のリーフフィッシングは
次々にポイントを変えていこことが多いので、ルアーをお勧めします。

リーフフィッシングは、リーフに隠れている魚を次々に狙うだけなので、
2、3回トライしてダメなら次へ移動しながら楽しみましょう。

リーフフィッシングは次々ポイントを変える釣りなのでルアーがオススメ。

沖縄のリーフフィッシングの釣りを楽しむ【上級者向けのリーフエッジの釣り】

沖縄のリーフフィッシングは干潮によって露出したイノーで行うことは先ほど書きました。
そのイノーに残されたプールで行うことをリーフフィッシングと呼びます。

実はその外側、冒頭で触れた外側の濃いブルーの深い部分は目の前です。
その薄いブルーと濃いブルーの境目、この先端(エッジ)をリーフエッジと呼び、
リーフエッジで行う釣りをリーフフィッシングと呼ぶこともあります。

沖縄では上級者の釣りで、普段は船に乗らないと行くことができない、
リーフの外にいる深場の魚をターゲトにします。

  • フエフキダイ(タマン、クチナジなど)
  • ハタ類(アカジン、ニジハタなど)
  • ガーラ(オニヒラアジなど)

この外側は崖のように垂直に近い形状となっており、
水深がいきなり10m程度になります。
この外側の深場に潜んでいる魚を狙います。

あとはリーフエッジから外洋に向かってルアーを投げるだけです。
水深10mのそこにいる魚とのファイトは大興奮です。

沖縄のリーフフィッシングの究極がリーフエッジ

リーフエッジのフィッシングはこの水深がポイントになります。
陸からでは実現しない、本来は船でしか行くことができない場所まで
歩いていく釣りの醍醐味なのですが、ここに危険が潜んでいます。

本来は行くことができない濃いブルーの海はざっくり言うと、外洋ですよね。
ここには海流がありますので、うねりは強烈な強さです。

うねりは干潮時とはいえ、時にいきなり巨大な大きさと強さになったりします。
ひざ程度ならなんとか耐えれますが、腰から上のうねりは危険です。
滑る不安定な足場でなんとか踏ん張ってもうねりに耐えるのは成人男子が精一杯でしょう。

沖縄リーフエッジのフィッシングは初心者は危険です。
実際にうねりに引き戻されて、外洋に落ちた人を見たことがあります。

外洋に引きずり込まれてしまうと非常に危険です。
これは命を左右するほどの危険すので、必ず上級者の同伴をお勧めします。
※このリーフフィッシングの危険の詳細は別の記事で説明します。

リーフエッジのフィッシングは沖縄の特有のものです。
沖縄の地形が特有の二段形状になっている海底ならではの釣りです。
陸から行うあらゆる釣りの中で、最もエキサイティングな釣りと言っても間違いないでしょう。

リーフエッジで外洋の魚釣り、リーフフィッシングを満喫しましょう。

沖縄のリーフフィッシングの釣りを楽しむ【まとめ】

いかがでしょうか。
沖縄のリーフフィッシングがどんな釣りなのか、おわかりいただけましたか。
初心者の方はイノーの浅瀬で行うリーフフィッシングをお勧めします。
浅瀬でしたら、仲間や家族で楽しむことができます。

沖縄の住民であってもリーフエッジの釣りは必ず上級者と行きましょう

沖縄のリーフエッジでのフィッシングは上級者におすすめと書きました。
これは勘違いしてはいけませんが、釣りの上級者のことではありません。

あくまでもリーフ釣りの上級者のことです。
リーフはサンゴや鋭い岩が露出しており、足場が不安定です。
しかも場所によって滑りやすくなっていて、転倒したら危険です。

まずは浅瀬のイノーでコツをつかめるようになってから、
リーフエッジでチャレンジした方が安全に遊べます。

イノーやリーフエッジでの安全と危険については改めて別記事にて説明します。

沖縄の釣りの醍醐味、リーフフィッシングを安全に楽しみましょう。