沖縄移住にデメリットは無いのか?【メリットだけじゃない】【実体験】

沖縄 沖縄生活

沖縄移住は年々、増えていますね。

〜沖縄県の全人口〜
2020年4月の時点で、1,451,676人
2011年3月の時点で、1,396,895人

ところがよく見てみると、9年で5万人ちょっとしか増えていません。

沖縄への移住は非常に人気ですが、南国のメリットばかりに目がいってしまいます。

「本当にメリットばかりなのか?」
「失敗も結構、聞いたことがあるぞ」

その通りです。沖縄移住にはデメリットも満載です。

というわけで、今回は沖縄移住のデメリットだけを詳しく解説します。
10年目を迎えた今、ほぼ完全に情報は手に入れてますので沖縄移住を考えている方は参考にしてください。

この記事でわかること

・沖縄移住にはデメリットがある
・沖縄移住のデメリットってなんだ

この記事のオススメ読者

・沖縄移住を考え始めた方
・沖縄移住をしたいけどデメリットを知りたい方

それでは1つずつ解説します。

沖縄移住にデメリットは無いのか?【南国への沖縄移住のはずが冬は寒い!】


たま〜に旅行程度で来る人は寒いなんて言わないですね。
真冬に来ても「沖縄って暖かい!最高!」となります。

ところが、沖縄へ完全移住した人は皆さん「冬が寒い!!」と言います。

これはなんでしょう。
地元民も移住者も含め、皆さんフリースやダウンを着ていますし、私も着ます。
確かに移住した年は「沖縄の冬はなんて暖かいんだろう!」と私も思ってたのに…

沖縄移住から数年で冬のデメリットを感じるのは、身体が土地に適応してしまうのが原因

もともと私の肌は日焼けに弱く、こんがり小麦色などほど遠い。
残念ながら真っ赤に仕上がります。

ところがなんと!
沖縄移住2年目からは、オイルも何も塗らずにこんがり小麦色ですよ。

その逆もありまして、沖縄出身の人が東京などへ移住したとします。
都会暮らしが続いた数年後に沖縄の海で日焼けをすると「信じられないほど真っ赤!!」となるわけです。

やはり住んだ土地の風土に適応するように人間の身体はできてるんですね。

少し話が逸れましたが、沖縄移住のデメリットとしてまとめますと。
あなたが常夏の南国だと思っている沖縄の冬は寒いです。
新しい一軒家、マンションでしたらなんとかなりますが、人気の古民家だったらとっても寒い!
私は古民家好きなので、真冬は屋内でもフリースです、はい。

沖縄移住は常夏ではありません。完全に勘違いです。
移住の数年後からは、とても寒く感じるというデメリットがあります。

とは言え、日本国内で比較すれば暖かいです。
思っているより南国じゃない。

しばらくすると身体が慣れてしまい、寒く感じるんだという認識でオッケーです。

沖縄移住にデメリットは無いのか?【仕事はあるけど環境が悪すぎる】

この点に関してはいきなりネタバレします。
まず、雇用の技術が低レベルです(人柄とは別)
どういうことかと言いますと、雇い方が下手です。待遇も悪いのですが沖縄では普通なので気づいていません。

普通に就職したり、バイトを考えている方は本土と比べ、キツイことが増えると思ってください。
相談に来た方が、ひとり、ふたりの話ではないので注意しましょう。

起業したり、フリーランスの方は特に気にならないはずです。

沖縄移住者が語る身内優先の雇用デメリット

もちろん沖縄に限ったことではなく、これは地方へ行くと割とあることですよね。
ただ、私も何度も目にしてますが少し内容が違う感じがします。
私の周りの沖縄移住者たちからも本当にこれは耳にします。

どれだけ能力があって仕事が早くても、報われないことが多いんです。
一族経営の仕事場であれば、割とかなりの確率で沖縄移住者は苦労します。

能力が低く、仕事が遅い身内よりも永遠に肩書きも、給与も下です。

ただ、これは全員が特に悪意でやっているわけではないんですよ。
東京も40年前などは当たり前のようにこんな感じでしたね。オーナー総取り的な。

なので、人柄は別問題でしてみなさん優しくて、割としっかり仲間として扱ってくれます。
とは言えあなたが出世したい、能力に見合う給与アップを望んでいるのでしたら残念な結果になります。

沖縄移住者が、このデメリットを避ける方法があります。

  • 奇跡的に雇用形態が正しい会社を探す
  • 本土が経営する企業で働く
  • 起業する

雇用されたいけど、気持ち良く働きたいのであれば本土の企業が良いです。
東京の企業が経営するホテルや飲食店は雇用形態が割としっかりしてますよね。

もちろん全てが完璧ではありませが、一族経営でもまともな会社はあります。
とは言え、アタリやハズレなど面倒だと言う人は個人事業で充分なので、起業やフリーランスもありです。

沖縄の雇用スタイルは数十年は遅れてると言われており、オーナー独り占めが根強く残ってます。
本土から沖縄移住をした人の会社と比べると、まだかなり雇用の技術に差が目立ちます(繰り返しますが、人柄は別)

沖縄移住の際はどのように収入を得るのかしっかり計画を立てましょう。

沖縄移住にデメリットは無いのか?【すべてにだらしなすぎる】


これは那覇市を中心とした都市部を起点に、遠くなればなるほど〝だらしない〟です。
沖縄県民すら、愚痴を言うほど時間や約束に対してルーズです。

まず、約束の時間に来ません。
ひどい時は全く来ないまま、約束自体がパーになります。
それでも悪びれないので、もはや沖縄移住者にとって理解不能なドタキャンです。

沖縄移住者が次々に口にするだらしなさは、デメリットというより不満爆発です

実際に全員の沖縄移住者がこれを口にします。
沖縄県民からすれば「なら沖縄から出て行けばいい」となるはずが、ならないんですよ。
若い世代が本土の基準に変わり始めていたり、本土からの企業の影響はとても大きいんです。

沖縄移住をするのでしたら、これは割り切った方が楽です。
10年経っても毎日のように、このだらしなさに遭遇します。

こういう人とは関わらないというのが最善の解決です。
いちいち反応している時間がもったいないので、そんな人からは静かに離れましょう。

説明しても全く理解されないし「コイツ、いちいち細かいな」と言われます。
なんども言われましたよ、はい。正しい人が悪者です。

沖縄移住の際は「南国の人はこんなもんだよな」と思えばデメリットがやんわりします。

沖縄移住にデメリットは無いのか?【物価が高すぎる】


沖縄移住者たちの間でも、物価についてはいろいろな感じ方があります。

具体的な沖縄の物価の捉え方については別記事で解説しています。
参考:沖縄移住の生活費はいくら?高い?安い?【裏技アリ】【実体験】

当記事ではデメリットについてのみを解説します。

観光産業の物価なので外食は当然、高いです

まずとても高くなったのは、古民家物件の家賃です。

私の移住は2011年ですが、古民家は1万円も出したら選べましたよ。
2020年の現時点で古民家はもう、激レアです。5万以上でも即、取られます。
特に沖縄本島の北部周辺は取り合いです。

2011年の東日本大震災で押し寄せた移住者がそこら中で安い古民家を借りたんですね。
同時に沖縄移住者と観光客も激増しました。

どんどん増えていく沖縄への移住者の間で、人気の古民家は奪い合いでした。
所有者から見れば、ゴミ同然だった廃墟を本土の人間が奪い合ってるのは驚きだったそうです。

沖縄の生活用品の物価に関して

地元の人が行く農協のスーパーや定食屋は割と安いです。
その辺は別の記事で解説していますので興味がある方はこちらをどうぞ。
参考:沖縄移住の生活費はいくら?高い?安い?【裏技アリ】【実体験】

沖縄移住者にとって、住んでみてはじめてわかる物価。
実は結構、安くないというデメリットがあるということです。

移住前に、沖縄の物価が安いというのは割と工夫しないとキビシイです。

沖縄移住にデメリットは無いのか?【まとめ】

いかがでしたか?
憧れの沖縄移住はメリットばかりの情報がネットにもあったり、目が行きがちですね。

メリットばかりをイメージして沖縄移住をしてしまうとかなりガッカリになります。

実際に生活費の維持にガッカリで沖縄を離れる人も多いです。
この10年、沖縄の人口が5万人しか増えていないのも現実ですからね。
移住してくる人と、帰ってしまう人が同時に存在してるということをお忘れないように。

メリットだけじゃなく、デメリットも知った上で沖縄移住の計画を立てましょう。